【売れるマーケ】お客さま好みの売り方がある。
一般家庭では、魚を買わなくなっています。
調理が面倒。煙や匂いが気になる。値段が高い。
骨があるから食べづらい、という意見まであります。
住宅事情や食の欧米化を考えると、
仕方のないことかもしれません。
そんな人たちを相手に、何とか魚を買ってもらおうと、
業界は四苦八苦しています。
焼くか煮るだけで良い状態で販売したり、
調理して販売したり。
政府は、「骨無し魚」まで推奨しています。
しかし、消費者はなかなか振り向いてはくれません。
どれだけ手間を省ける商品を作っても、
魚に匂いがある限り、
現代の消費者は手を出さないでしょう。
部屋が汚れたり、匂いが籠ったり、
隣近所への迷惑を考えると、
魚の調理は敬遠してしまいます。
ところが、魚の消費量が極端に減少しているかというと、
そうでもありません。
みんな、外で食べているのです。
食生活に根づいた回転寿司は、
庶民であっても気楽に食べられるので、
魚の消費量を押し上げています。
また、定食屋さんも魚の消費に貢献しています。
最近は、家族連れで
「大戸屋」のような定食屋さんに出掛けるようです。
家で食べられない
「焼き魚」「煮魚」を食べるために行くのです。
家族連れで定食屋さんに行くなど、
これまでなかったことです。
ここから考えると、
魚が嫌いになったわけではなさそうです。
やはり、調理の問題です。
こうなると、家で消費してもらうことを考えても、
無駄かもしれません。
外で食べる機会を増やすことに注力した方が、
消費を拡大するためには、有効なのではないでしょうか。
お客さまの不満や困りごとを取り払い、
“これだったら…”と思える売り方を
しなければなりません。
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