電車の中吊り広告を見て歩く。
コピーライターを出発点としている私は、
さまざまな勉強をしてきました。
本を読み、文章を書き、あらゆる広告を見て、
その書き方、表現法をマネしてみました。
中でも、特に参考になるのは、
電車の中吊り広告です。
短い文章とビジュアルだけで、
見た人の興味を引き、
来店・来場・購入に繋げなければいけないのです。
作る側からすれば、かなり難しい制作物だと言えます。
だからこそ、その手法が参考になるのです。
コピーライターの世界では、
「中吊り広告で勉強しろ!」というのは、
常識なのですが、表現力だけではなく、
ビジネス全般でも参考になるものだということを
知っておいてください。
キャッチフレーズの作り方を
知ることができるだけではなく、
見た人への興味の持たせ方を学ぶことができるのです。
キャッチフレーズは、
モノを売るためだけのものではなく、
企業全体の思想や事業の主旨、
取り組みをアピールするために制作することもあります。
クライアントを説得する際、
企画内容をひと言で表現するフレーズを作ることは、
内容を早く理解してもらうためにも効果的なのです。
見ためではなく中身が重要だ、といくら言ったところで、
それを伝える表現力が無ければ、
中身まで見てもらうことさえできません。
伝える力。すなわち、文章が書けなければ、
ビジネスの入口に立つこともできないのです。
その勉強のためにも、
中吊り広告を見て歩くことをお奨めします。
電車の全車両を歩いてみてください。
気になったフレーズや表現方法は、
すべてメモしましょう。
もしくは、デジカメや携帯電話で、
写真を撮ってもいいでしょう。
「そんなことは恥ずかしい!」
と思う方は、ビジネスでの成功を諦めてください。
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