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【岡山笠岡諸島】歩くだけで良い。真鍋島レトロ散歩が最高にチルかった話《後編》

この記事は前編の続きです。
前編はこちらから▼


島の半分を歩いた頃、
あまりの炎天下に持参していた水分を
全て飲み干してしまっていた。

「そういやさっき自動販売機あったな」
と、水分を求めて進む。


ありました!

「よーし、やっと喉を潤せる」と
財布から小銭を出そうとしたとき、

「その自販機、動いてないよ」


と、通りすがりのおじさんに声をかけられた。

えーーーーーーーーーーーーーー

「他にどこか飲み物買えるところありますか…?」
「そこの商店なら売ってると思うけど」

たしかに、前回の最後に載せた商店があった。
でも人気がなかった。
(猫気はあった)

「あそこ、やってますかね…?」
「やってると思うけど、見に行ってあげるよ」

と、おじさんは自転車で見てきてくれました。

「やってるやってる!」

と言われたのでおそるおそる商店の扉をあけると、
商店の奥の方から
「いらっしゃい」
と声が聞こえたので
声の方を覗いてみたら
おじさん4人がすでに宴会を始めていたのだ。
(時刻はお昼)

いいねぇ、島時間だねぇ。

おじさんズと雑談を交わしながら
お茶とポカリとアイスとパンとビールを買った。

偶然出会った道端でヒントをくれるキーパーソンも
昼間から商店内で宴をしてるおじさんも、
「島」って感じでとても良い。
自分も島暮らしの登場人物に
加わった感覚になれる。


よし、とりあえず、HP回復〜!
引き続き猫様とともに島の半分を歩きます。

東側には農協や駐在、学校など
暮らしに関わる施設が。

農協店内
学校も昔から守られてます
街にも古めかしい建物がありました


少し山の方を歩くと石の鳥居があり、
さらに進むと展望スポットもありました。

かっちょいい鳥居
読めない看板
森の中を歩く歩く
展望スポット到着!!
なぜかバッキバキの説明看板
まわりの島々がよく見えます
集落も良い眺めです


一通り景色を楽しんだら街の方に降りて
ずーっとぼーっとしておりました。

美しき砂浜
ちゅるちゅるの海面
僕の夏休み

あー、良い。
本当に良い。


こういう一人旅って
なかなかできそうでできないんだよなぁ。

気づけばずーっと海を見つめて
変わりゆく海の色を眺め
風の音、波の音に耳を傾け、
たまにピョンっと現れる飛魚の群れに
キュンと来たりしていました。

普段の生活だと
「ぼーっとする」って案外難しいんだよね。


と言ったところで最後のお待ちかね!!

真鍋島にはあるんです

最上級にオシャレなカフェが!!


これだけレトロを味わえるのに
現代的なオシャレカフェーが楽しめるって
素晴らしすぎませんか?はい、素晴らしすぎます。

外からも滲み出るオシャレ感。

はい、どーーーーん!!!!!

見てくださいよこの世界観の変わりよう。
同じ島ですよ??

そしてこのオシャレ空間で食べられるのが
こちら!!!!

本格カレー!!

神津の記事でも書いたけど、
本当に「ここ、島ですか?」って感じの
クオリティで
まーじーで!美味しかった!
味がギュッと凝縮されていて
コクを感じる上品なお味。

他にも、チーズケーキやコーヒーもあるようで、
特にコーヒーにはかなりこだわりがあるらしいのですが、コーヒー飲むとお腹が痛くなってしまうマンなので今回は断念(とほほ)
なんでもコーヒーとカレーの組み合わせが
絶妙なんだとか…!


朝から歩いた道のりと
最終的に辿り着いたこの空間に
なんだか不思議な感覚になりつつも
ここで船の時間までまったりと
過ごさせていただきました。

…そしてあっという間に帰る時間に。

真鍋島、本当に良かった。
観光としての「見せる資源」というよりも
ただただ昔からの島の暮らしがそこにはある。

こういう島旅もとってもオススメですので
王道とはちょっと違う島旅を楽しみたい方は
ぜひ、真鍋島には足を運んでみてください!

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