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【東京の離島】神津島一人旅に行ったら色々凄すぎて語彙がなくなった話

【2023年の夏、神津島に日帰り旅に行った記録です】

※船のダイヤが変則的な時期の記録のため、通常の日帰りより滞在時間が長くなっております。現在のダイヤは東海汽船公式サイトをご確認ください



先日神津島に日帰り一人旅をして来ました。

神津島には船の乗り換えで数時間滞在したことはあるものの、しっかり滞在するのは今回が初めて。

まー、綺麗ですわ、海が。
新島の青とはまた違ったエメラルドグリーンで、
もはや「青」という言葉で表現する幅広すぎじゃない?って思うくらい、海って無限の彩りがあるなとつくづく感じた。

今回の滞在は約5時間。
ほぼノープランで向かいましたが
もう何もしなくても最高に溢れてました。
あと少し理性が足りなかったら
何も考えず飛び込んでたと思う。
だってもう透明度高すぎて人間が宙に浮いて見えた。なんならちょっと浮いてだと思う。
神津すごい。


とりあえずママチャリ借りて、
神津と言えば!な「赤崎遊歩道」に行ったら
これまたびっくり。
テーマパークだった。
実質ディズニーシー。

人工的なアトラクションって、
島であまり見たことがなかったので
完成されたその空間の中ではしゃぎ回る
キッズを見たとき
「あぁ、楽園ってこれのことか」
と妙に納得した。
神津すごい。


控えめに足をパシャつかせたあと、
海の家的なところで
パッションフルーツジェラードをいただく。
(めちゃくちゃ美味しい!)
まわりは家族連れがほとんど。
ふと横をみるとすごい大きいペットボトルで
水を飲んでるお父さんがいた。
「こんだけ暑いもんね…。水分いっぱいとらないと…え?????」
なんとお父さんが持っていたのは
ペットボトルではなく、盛若(神津の焼酎)だった。
海辺で焼酎ストレートラッパ飲みは
さすがにファンキーすぎる。
神津すごい。


焼酎ラッパ飲み父ちゃんを横目に
ママチャリで集落に戻ることにした。
時間はちょうど昼。
港の近くには有名なハンバーガー屋さんがある。
そこに行こうかなと思いつつ、だけど
炎天下ママチャリ爆走後に
どうにもハンバーガーの気分になれず、
結局ラーメン屋に行くことにした(また?)
もはや海を跨がない範囲にラーメン屋があるなら、
ラーメン屋に行くよ。


どうやら観光客向けのラーメン屋さんは
定休日のようだったので、
Googleマップで近くにあったラーメン屋に
向かってみる。
歩いてる途中で気づいたけど、完全に住宅街。
保育園とか介護施設とか横切って、
「本当にこんなところに店ある?」
と再度Googleマップを確かめたところ、
いつの間にかラーメン屋を通り過ぎていた。

いやいや、嘘嘘、絶対なかった。
家しかないよ。
と思い振り返る、やっぱりない。
強いて言えば、なんとなく中から水を強めに流す
音が聞こえる家がある。

え、ここ???
もはや人気も無い。
水気はある。


普通の家だったら嫌だしな…
もしかしたら今は営業してないのかもしれないしな…
とアレコレ考えながら
しばらくお店(?)の前をウロウロしていると、
役場のポロシャツを来た女性が歩いて来たので、
「ここの(おそらく)ラーメン屋さんってやってますか?」
と質問をしたら
「火曜定休なのでやってると思いますけど」
と教えてくれた。

お姉さんのおかげで
「よし、とりあえず今営業はしてるんだな!」
と確信をもって店のドアをあけることができた。


中にはスーツを来たおじさんが1人。
おそらく常連さんなのだろう。
私がソワソワしながら席につくやいなや
店主さんが来るより先に
「お水はここでセルフですよ」
と教えてくれた。
「そうなんですね、ありがとうございます!」
「私も今日はじめて来たんですよー」
いや常連じゃないんかい。

お水をグビグビ飲みながら
一番オーソドックスなラーメンを注文。
昔ながらの理想的な“ラーメン”だ。
しかし一口食べた瞬間
「うわっ!うま!」とビックリ。
食べログのコメントで
「言い方悪いけど正直島のラーメン屋ってレベルじゃない」
ってコメントあったけど
正直島のラーメン屋ってレベルじゃなかった。
神津すごい。


そんなこんなで
店感の薄いラーメン屋さんに大満足し、
その後お土産を物色し
最後のミッションに備える。

最後のミッション、それは『湧水』。
神津にはクソうまい湧水があるという
噂を聞いていたが、
いやいやいやいや、所詮水じゃん。
一本30円の水も全然美味しいよ???
と思いながら空のペットボトルにドボドボ注ぐ。

ドキドキしながらゴクリと一口。

えっっっっ

やわらかっっっっっっっっっ

え!?!?!?!?


口の中で溶けるって表現もおかしいのですが
人生で飲んだ水の中で一番柔らかかった。

水の違いなんて私が分かるわけないと思ってたけど、全然余裕で分かった。
30円の水より全然うまいし
なんならこっちの水は無料。
神津すごい。

そんなことしてたらあっという間に帰りの船が来てしまい、乗ったらさらにあっという間、30分で利島に着きました。早。

日帰りでも十分楽しめてしまったのですが、
実は神津の一番の推しポイントは「星」。
あと「山」。
まだまだ全然時間が足りないねー
ってことで、また必ず神津に行こうづ!

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