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【催眠療法】で3年後の未来を見に行った話
ストレスからくるメンタルの不調を患い
心療内科に通っていた時期がありました。
すぐにマイナス思考に陥ってしまう自分を変えたく
カウンセリングを受けることに。
そこで【催眠療法】というものに出会い
3年後の未来を見に行ってきました。
私は現実の世界からぷかぷかと浮き上がり、
確かに3年後の未来を見たのでした。
天井の一点を見つめてください。
私が20から0まで数えますので
1つ数字を数えるごとに目を閉じて、
また開けてください。
次の数字を読み上げたらまた目を閉じて、
また開けてください。
20から0までのどこか途中で
目を開けられなくなる瞬間が来ます。
その時はそのまま目を開けず、
閉じたままで結構です。
先生にそう言われ、
一つ一つの数字が読み上げられる間に
目を閉じて、あけて、を繰り返す。
すると不思議なことにだんだんと
目をあけることが難しくなってくる。
10まで数えるときにはもう瞼がズンと重くなり、
「閉じたままで結構ですよ」
と先生に言われたのでそのまま閉じていた。
ここからあなたは2つの未来を見に行きます。
一つは“3年後の最高の未来”、
そしてもう一つは“3年後の最悪な未来”。
思い描いてください。
あなたは一本の道を歩いています。
とても景色の良い道です。
どんどん進んでいきます。
どんどん進んでいくと前から車が来ました。
その車はあなたの横に停まります。
3つ数えたらあなたはその車に乗っています。
3.2.1
あなたは車に乗りました。
車はどんどん進んでいきます。
すると2つの「分かれ道」に差し掛かりました。
まずは片側の道に進みます。
そちらは、“3年後の最悪な未来”があります。
どんどん車は進んでいきます。
どんどん進むと
トンネルに入りました。
さらに進むと遠くに光が。
光に向かってどんどんどんどん進んでいきます。
さぁとうとう出口に来ました。
そして車は「3年後のあなたの自宅の前」に
つきました。
3つ数えたらあなたは家の中に入ります。
3.2.1
はい、あなたは家の中にはいりました。
ここから具体的な質問に入ります。
・どんなお家に住んでいますか?
・誰かと一緒に住んでいますか?
・場所はどこですか?
・部屋は綺麗ですか?
・仕事は何をしていますか?
・仕事をやっていてどうですか?
・何か困っていることはありますか?
・現在このような悩みがありますが、それはどうなりましたか?
などの質問を重ねていきます。
最悪の未来のイメージが描けたところで
再び車に乗り込み、
分かれ道があった場所へ戻ります。
そして今度は
“3年後の最高の未来”がある道へと進みます。
そして、
同じように質問を重ねます。
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※流れとしてはこんな感じでしたが、
細かい言い回しや言葉の掛け方などは全然違いますので、上記の通りにイメージしてやってもうまくいかないと思います。
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やってみてまず面白いなと思ったのが、
“最悪な未来”を描くのが案外難しいこと。
実際私が思い描いたのは不思議なことに
“今よりちょっと良い現状維持”でした。
住んでる家も仕事も同じで
特に大きく悩んでいることもなく
今抱えている課題が少し改善されている、
そんな未来。
今よりちょっと良くなっているのだから
良いじゃないかと思うけど
それは私にとって“最悪な未来”になっていました。
先生が言うには、
「最悪な未来も最高の未来も、自分の潜在意識の中にあることしかイメージできない」
らしい。
だから最悪な未来がその程度っていうのはむしろ良いことなのかもしれない。
でも多分自分の中で、現状の生活に思うところがあるんだろう。
反対に、最高の未来は今とかけ離れた生活で、
ほぼ無意識のなか、ポツポツとでてきた言葉に
「え、私ってこんなことをやりたいと思っていたんだ」という驚きの連続でした。
それは庭付きの一軒家、今の彼と結婚し、白を基調とした広々な温かい空間。仕事はリモートワークをしていて、大好きな旅を発信するライターになっていた。
やりたいことや仕事を選ぶ上で
「どうせこれは向いてない」
とか
「仕事にしたら大変だ」
とか
最初からやりもせずに選択肢から外してしまう癖がある。
そのストッパーをはずされると
こんなにも素直な「やりたい」がでてくるんだなぁ、と。
確かに仕事にしたら大変だけど、
自分がやりたいことだったら少しの無理はできる。
逆にやりたいことや目標がないと、
頑張ることができなくなる。
だから、「まずは夢を描け」
ということらしい。
私は昔から失敗を避けて生きてきた。
子供の頃は、失敗しないように親に躾けられてきたし、大人になったらできる範囲でしか行動してこなかった。
だけど、本当はもっと失敗しなきゃいけなかった。
いっぱい失敗して、そこから学ぶ。
それが私の欠けているところ。
最近そんな発見があったので
とりあえず訓練として自分が心を揺さぶられたことは
失敗しても何してもやってみよう、なんでも発信してみようと思ってやっています。
下手くそだっていい。
完璧じゃなくていい。
批判されたっていい。
多少のケガならすぐ治る。
嫌な顔されてもどうせ向こうはすぐ忘れてる。
思ってるより人は自分を気にしてない。
間違っていたら
失敗したら
そこからどうするかを考えれば良いだけ。
自分が無くなりかけたから気づけた
“新しい人生脚本”。
どんな未来になるかは自分が決めていい。
いつかくる未来に向けて
私はたくさん失敗をする。
そしてそのたび起き上がる。
それが私の「 #かなえたい夢 」