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愛知の離島【日間賀島】でタコ三昧!! アラサー女、ひとり週末島旅してみた。

それは金曜日の朝から始まる。

いつもより少し大きめのリュックを背負い
いつもより少し足早に会社へ向かう。

そして
いつもより少しソワソワしながら
いつもより少し大きめにキーボードを弾き、
いつもより少し軽やかに退勤ボタンを押す。

1週間が終わりを告げたその瞬間
新たなページがめくられるのだ。

そう、私のひとり週末島旅が
はじまりを迎えたのだった。

大事なのは“金曜日の夜にどこにいるか”。
スタートダッシュが早ければ早いほどワクワクする。

仕事を終えて向かう今回の目的地は
「愛知」だ。

東京駅から新幹線に乗ってしまえばあっという間。
でもその時間も存分に楽しむべく
ホームへ向かう前にコンビニへと足早にかけこんだ。

新幹線の中でアチコチから聞こえてくる
「プシュッ」という心地よい音。
それに合わせるように私も「プシュッ」と響かせる。

少し前まで仕事をしていたのに
今は新幹線に乗りながら
居心地の良い空間を演出している。
日常から放たれたような
この瞬間がなによりもワクワクさせる。

名古屋到着後、せっかくなら
名古屋グルメを堪能したかったが
到着した時間が遅かったため
そのまま少し先の宿まで進み
明日に備えて寝るのであった。


〈いざ日間賀島へ〉

翌朝。
予定より1時間半も遅れて宿を出た。
緻密に組んだ(?)工程表が台無しである。

しかしいくら遅れたって良い。
だってひとりだから。
いくらでも柔軟に予定を変えられるのが
ひとり旅の良いところ。

風は強いが天気は良い。
晴れやかな電車旅から一日がスタートした。

電車を降りると本日の目的地への
案内が現れた。

今回の目的地は
タコの島「日間賀島」である。

看板通り、河和駅から徒歩7分ほどで
ターミナルに到着。

乗船券を買って準備は万端だ。

今回乗るのは高速船。
河和港から約20分。
飛沫をあげながらビューンと
あっという間に到着した。


〈出迎えてくれたのは、タコ〉

島に着くと可愛らしいタコのモニュメントが
お出迎えしてくれた。

この子に名前はあるのだろうか。

心の中で「タコゾー」と名付けた。

到着した東港にはビーチがある。
西側には飲食店があるようなので
とりあえず東側からぐるっと一周して
西側まで歩いてみることにした。

レンタルサイクルもあったが
徒歩でも2時間もあれば周りきれると
書いてあったので
今回はゆっくり徒歩でお散歩だ。

※爆風でマップが読めない


いつまでも海沿いを歩くことができるのが
島旅の特権。

綺麗な海を見ながら散歩するだけで
どうしてこんなに心が踊るのだろう。


〈アラサー女、ひとりでも映えたい〉

進んで行くと砂浜にたどり着いた。
ここにはどうやら
様々な“映えスポット”があるらしい。

まず見えたのは白い階段状のフォトスポット。
いかにも“映え”そうだ。

家族連れや女子グループが
楽しそうに写真を撮る。
「次は私が撮るねー!」と
順々にフォーメーションを変えていく。

それを見つめるアラサー女(ひとり)。
ここはさすがにひとりではシャッターを押せないので
とりあえず映えの概念を収めておいた。


歩くと次に見えてきたのは
「どこでもドア」だ。
鮮やかなピンク色は遠くからでもよく目立つ。

(手前にまったく世界観が異なる備品がセッティングされていたのがめちゃくちゃ気になった)


せっかくなので、
近場の岩にスマホを立てかけて自撮りしてみた。
おそらく狙いとはカメラの方向が逆なので
あまり映えなかった。

本来きっと海をバックに撮るものなのだろう。 


さらに進むと
“映え”でしかないブランコが現れた。

これはさすがに映えた。
ひとりトラベラーでも
安心の映えが確約されるようである。


〈タコゾー、お前双子だったのか〉

そんなこんなで映えゾーンが終了したので
あとは西に向かってぐるりとひたすら歩く。

ちょうど中間地点に漁港が見えてきた。
「島」って感じの景色でこれまた良い。

この道は主に住宅街のようで、
ちょっとしたお店やガソリンスタンド、
コインランドリーなど
生活に密接した施設が点在していた。

そしてどんどん歩くとお店や宿が
次々と見えてきた。

いよいよ西側へ辿り着いたのである。

そこで真っ先に出迎えてくれたのは…

まさかの「タコゾー」だった。

タコゾー、お前双子だったのか。

心の中で「タコロー」と名付けた。


〈タコ、タコ、タコ、タコ〉

色んなところに色んなタコ料理のお店があったので
「ちまちま食べ歩きをしよう!」
と決意。

まずは美味しいと聞いていた
たこ焼き屋さんを探し歩く。

あった。

どうやらたこ焼き以外にも
メニューがたくさんあるようだ。

とりあえず名物のしらす醤油マヨのたこ焼きを注文。
「あ、たこせんも食べたい」
と思い、
メニューをよく見ずにたこせんも追加で注文した。

爆風でかなり寒くはあったが
ホカホカのたこ焼きは絶品!

贅沢にしらすがドサーッとのせられ、
トロッとした生地にプリプリのタコが
なんとも美味しい。
醤油マヨと、しらすの塩気が絶妙にマッチするのだ。

そこで薄々気づいていたのだが
たこせんの中にもどうやら
ソースのたこやきが入っている。
しかも2個。

しらす醤油マヨの8個でさえ多いと思ったのに、
さらに2個、
トータル10個もタコ焼きを摂取することになった。

美味しいからペロリと行けたが、
さすがにお腹はパンパンで、
食べ歩きというあの時の決意は
儚くも散ってしまったのである。

でも美味しかったから良し。


〈島旅の醍醐味は海を見ながらボーッとする時間〉

お腹もいっぱいになったところで
腹を落ち着かせるために残りのルートも歩き、
まるまる一周してみることにした。

少し距離はあったが
海を眺めながらいつまでも歩くことができた。

途中に設置されたベンチで休憩したり、
お船を見たりしながらゆっくり歩くと…

タコゾーがいるビーチへと戻ってきた。
ただいま、タコゾー!

まだ帰りの船まで時間があるので
“映え”が収納されたビーチを見ながら
まったり過ごしてみることにした。

私はこの時間がなにより好きだ。
フォトスポットもグルメももちろん好きだが、
島旅を好きになったのは
こうして何もしなくて良い時間を
過ごせることだ。

ただただボーッと座りながら
変わりゆく海の表情を眺める。
雲の行く末を追う。

この瞬間は日常でギュッとなった心を
優しく解いてくれる気がするのだ。

今日もとっても心地良い。
ありがとう、日間賀島。


〈締めくくりはやっぱり、タコ〉

せっかくなので帰りの船に乗る前に
近くのお店で「タコ串」を買う。

これがまたうんまい!!
思わずビールを飲みたくなったが
あっという間に終わってしまったので
我慢しておいた。


今回は日帰りだったけど
存分に楽しめた日間賀島。

帰りに隣の篠島にも寄ったが、
こちらはあまりにも忙しくなってしまったので
また次の機会にゆっくり来ようと思う。

束の間の週末島旅がいよいよ終わる。

と、思ったところだが
この週末は都合よく3連休。

なんとまだまだ遊べるドン!!

ということで
そこから私は名古屋発の
長距離フェリーへ乗り込んだのであった。

太平洋フェリー旅の詳細はこちらにて↓

さて、次はどこに行こうかな?

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