最高の味と称される[サーロイン]。
牛肉のあらゆる部位の中で、最も名が知られていて、最も身近な存在なのが「サーロイン」なのかもしれません。
ロースに含まれる部位の中の1つで、最高の味と称される「サーロイン」についてお伝えしたいと思います。
1.「サーロイン」ってどこの部位?
リブロースからモモに掛けてつながる、背中側のお肉です。
このサーロインは、英国王があまりの美味しさに感動し、ナイトの称号である『sir(サー)』を与えたと言われるほど、美味しい部位です。
2.とにもかくにもステーキで
🔼の写真は、とあるレストランで美味しく頂きました、サーロインステーキです(※伊賀牛ではありません)。
最もポピュラーで認知されている料理が【ステーキ】ではないでしょうか。
では、何故「サーロイン」という部位が「ステーキ」という調理方法に適しているのか、ですが・・・
・肉の赤身の味と、上質な霜降りが入ったサシとが、 非常にバランスの
良い肉質である
・サシの入り方が絶妙で、素晴らしい霜降りが入る
・キメが細かく、非常に柔らく、口の中で解ける様に溶けていく様な
味わいで、肉本来の旨味を感じることができる
つまり、非常に甘みのある素晴らしくキメ細やかなサシが入っているので、『焼く』ことで程よく脂が融解し、その甘みと赤身の旨みが相乗効果的に口の中で広がるのです。
また、2センチ程度の厚みを持たせた『ステーキ』として、ミディアムレアに焼き上げれば、【伊賀牛】特有の融点の低いサシが、赤身と相まって非常にあっさりとした喉越しで、それでいて食べ応えのある料理となります。
さらに、『サーロインステーキ』に合わせるソースについても・・・
◯脂を中和させる、山葵醤油やおろしポン酢のような【あっさりソース】
◯濃厚な味わいで、より肉の旨みを増長させるような、バルサミコ酢や赤ワインソースといった【濃厚なソース】
両端にある、あっさり系、濃厚系、どちらのソースでも、美味しく食べられるのが、『サーロインステーキ』の最大の特徴かもしれません。
3.伊賀牛の[サーロイン]
とにもかくにも『ステーキ』が最も美味しく召し上がって頂ける、とお伝えしましたが・・・
◉焼肉であれば・・・
ステーキよりも薄くカットしたお肉を、両面炙る様に焼いて食べれば、
赤身のコクと、脂の芳醇な甘みを一度に口の中で『ジュワ〜』という
感覚で味わって頂けます。
◉ローストビーフであれば・・・
伊賀牛のサーロインは、きめ細やかな霜降り状のサシが入っています。
伊賀牛サーロインのローストビーフは、欧米の牛肉のローストビーフ
とは全く別の食べ物になります。
ステーキや焼肉とも違い、赤身の味よりも、ダイレクトに脂の甘みと
濃厚な味わいを堪能することができ、食べた時の歯ごたえは、溶ける
ような『喉越し』という表現に近いものになります。
是非一度、伊賀牛の[サーロイン]、ご賞味されてはいかがでしょうか。
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