軽井沢万平ホテル【ちょこっとマナー】老舗ホテルのカフェテラス
人材教育家でマナー講師の井垣利英です。今回は、幼少期から避暑で行っている軽井沢のウィズコロナ【新しいマナー】を紹介します。20年10月から『Go To キャンペーン』に東京発着の旅行も含まれるので、新しい日常の旅行のイメージトレーニングとして、お楽しみ頂けたら嬉しいです。
◆軽井沢の老舗『万平ホテル』で優雅な時間を
私は、20年6月に県をまたぐ移動が解禁されてすぐに、大好きな草津温泉と軽井沢へ家族で旅行しました。必ず立ち寄るのが『軽井沢万平ホテル』です。外観からして絵になるし、風情があってステキでしょ。
『軽井沢万平ホテル』にあるカフェテラスも、小学生のころから来ています。ジョン・レノンファミリーが愛したホテルのカフェとしても有名。いつ来ても満席なので、私たちはいつも、同じフロアのレストランで食事をしてから、カフェでお茶をしています。
こちらのカフェにいるだけで、優雅な気分になります。窓が解放されていて、軽井沢のさわやかな風が心地よく吹いてきます。特に私は、店内のこの角のテーブル席が気に入っています。
◆おススメは、信州産アップルパイと昔ながらのプリン
おススメは、信州産紅玉を使ったアップルパイと昔ながらのカスタードプリンです。
私はプリンを食べることの方が多いです。昔ながらのちょっと硬めのカスタードプリン。この写真を見るだけでも、丁寧な仕事ぶりと、美味しさが伝わるでしょ? くずしちゃうのはもったいないけど、食べないのはもっともったいない(笑)
長野県はリンゴの名産地だからか? 私の家族を含め、アップルパイを食べている人の方が多いです。美しいサクサクのパイの中に、リンゴが厚めに切ってあって、栄養とうまみが凝縮されています。これは好みが分かれますね~♪ どちらもまいう~です♪
◆万平ホテルのコロナ対策にも『優雅さ』
私たちが訪れた20年6月末は、大雨でとても寒い日でした。エントランスで来客を迎えるスタッフの方が、息を白くさせながら立たれているのが印象的でした。有り難うございます。
ウィズコロナでは、当然の【新しい日常】となっているアルコール消毒。
これは初めて見た、長野県オリジナルの『新型コロナ対策推進宣言』です。各都道府県で、オリジナルのポスターを作っているのですね。リンゴの名産地だから、キャラがリンゴなのでしょうね。可愛い。
◆透明マスクは『思いやり』の【ちょこっとマナー】
カフェも、エントランスも、フロントも、接客をするスタッフは、透明マスクをしていました。
寒空の下、透明マスクが息で曇っていました。
この透明マスクは、顔の表情が見えるので、口の動きで何を言っているのか? を読み取る聴覚障害の方たちにとっての思いやり=【ちょこっとマナー】です。
それだけでなく、このフロントのように、飛沫対策でアクリル板が設置されている場合、不織布のマスクをしている上に、板があると音が聞き取りづらい。コンビニなどで、板の向こうのスタッフの声が、聞こえづらくて困ったことがありませんか?
たとえ聞こえづらくても、口の動きが見えることで、口が見えないマスクよりは、言っていることが理解できるのです。だから、一般的な人たちに役立っています。
◆カフェテラスの新しい日常【新しいマナー】
以前は満席で、いつも混みあっていました。でも、ウィズコロナの今は・・・
ソーシャルディスタンスをとって、使うテーブルやお席を考えられています。私たちが行った日は、平日で大雨の日だったので、余計、空いていました。
◆消毒スプレーの大きな表示も『思いやり』
テーブルの上には、大きく『アルコール製剤』と書かれたスプレーが置いてあります。最初、こんな上品なお店なのに「なんで、こんなに大きくラベルが貼ってあるのかな?」と思いました。
でも、これも「お客様に間違われるといけない」という思いやり=【ちょこっとマナー】なのだと気づきました。
こんなに大きくて実用的なムードのスプレーにしているのも、思いやりだと分かりました。だって、お店の雰囲気に合わせて、小さくてオシャレなボトルを使っていたら、お客様が「オシャレなシロップ」と勘違いして、お茶などに入たら大変ですからね~。
ちなみにこの日、私が食べたのは昔ながらのカスタードプリンと紅茶です。
◆レジも接触と飛沫をさける思いやり
思いやりを随所に感じるコロナ対策で、穏やかな空気が流れていました。それは、お会計をするレジでも。スタッフの方は、透明マスクと白手袋。そして、飛沫対策のアクリル板。
おつりはトレイに乗せて。できるだけ接触をさける工夫がされています。この場合、クレジットカード払いをしたら、さらに接触が減ります。でも、基本的に私は現金主義なので、つい現金払いをしております(笑)
トレイは、軽井沢の美しい工芸品『軽井沢彫り』です。ここにも地元愛が感じられ、心がポッと温かくなります。
◆軽井沢彫と愛犬の思い出(笑)
ちなみに軽井沢彫を私の母が好きで、長年買い足しており、小さなタンスやお盆などが地元・名古屋の家にあります。これは私の家にある茶たく。長年使い込むうちに、良いツヤが出てきます。
これは、母が20年近く前に買った手鏡。今は亡き愛犬たちにかまれて、こんな状態になっているものも(笑)軽井沢と犬たちとの思い出の品で、いまだに使っているのです。良いものは、思い出とともに残り続けます。
◆ウィズコロナの『今』しかできない思い出を
ウィズコロナの今は、大人気でいつも行列ができているお店も、ソーシャルディスタンスで席がゆったりしているし、落ち着いて飲食ができます。これは、『今』しかできない経験だと思います。
老舗ホテルのロビーのテーブルに、消毒液が堂々と置いてあるこんな光景も、ウィズコロナの今だからこそ。こんなレアな経験も、来年になれば笑える思い出になるはずです。
今しかできない経験を、今やりましょう。人生の貴重な時間を、大切な人との時間を存分に楽しむために。一歩踏み出してみましょうね。
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