１０６　冒険のひと時

あなたは高齢期を冒険、自己表現、可能性の時間として考えますか。
私の推測では、恐らく考えないでしょう。

私達が住んでいる社会が賛同しない様な時、
人生の後半部分をこの様な方法で考えるのは難しいのです。

私達は確かに、多くの活力ある模範や、マスメディアでの知的な高齢者を見ません。
そして、私達の文化は若い世代のイメージによって占められ続けるのです。

広告や販売業界の人に尋ねれば、彼・彼女達は、
対応している読者層は、18-25歳の人と答えるでしょう。

事実なのは、平均年齢は1900年の45歳から、
2000年には、女性が80歳、男性で74歳まで上がっているということです。

この事が意味するのは、物事は変化しているということです。

もちろん、年齢を重ねるにつれ、幾らかの身体的な衰えの可能性はあるでしょう。
しかし、多くの高齢の方は、精神的な健康はそれらよりも重要だと発見しているのです。

高齢の方は痛みを取り払い、その代わりに他の分野での成長や発展に注力する傾向があるのです。
より多くの精神的な気付きを得る様になり、自分自身の外側の物事に強い興味があるのです。

何人かは学校に戻り、また何人かは地域や家族の企画に参加し始めるのです。
自分の周りに起こる全ての変化を恐怖とは捉えません。

その代わりに、柔軟性、目的意識、そして自分自身への多くの忍耐を持って変化に応えるのです。
自分自身の生活をコントロールしようとし、自分の選択をし、
引退後の多くの時間を意味のある活動に参加させ続けるのです。

これはどの年齢の生活に於いても良い方法の様に思えます。
また、私達が必要とする、正しい種類の模範だと思えます。

何故なら、もしも幸運なら、私達は皆、年をとっていくからです。

ルー・タイス