【男性は要注意!】今から考える終の棲家
こんばんは。今日も数ある投稿から私の投稿をご覧いただきましてありがとうございます。何とか2月2回目の投稿を出すことができます!
今日は東京は夕方から雨模様でした。二十四節季の”雨水”で文字通りタイミングの良い雨ででした。
昔は降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まるタイミングとなり、雨水は農耕を始める時期の目安とされていたようです。(下記リンクを参考)
さて、アカウントの紹介の通り、私は成年後見人をしています。その活動の中で、被後見人の特別養護老人ホームの入所手続きをしています。この関連で特に気になることについて書きたいと思います。(暫く書いていないとちょっと以前触れたこともあるような気もするのですが過去記事見つからず💦)
私の被後見人は病院にいます。本来であれば被後見人さんは病院で治療は終わり、退院しなければならないのですが、お住まいが病院入院中に大家さんが土地と建物を売却してしまい帰るところがなく、病院も放り出すわけにもいかず、やむを得ず病院に滞在しています。
病院を居地とする生活
病院にいると、三食は困りませんが、それ以外は病気ではないので診察もなく、介護施設のようなレクリエーション等もありません。
食事以外はテレビ見るか読書をするかと言った状況ですが、残念ながら、目に障害があり良く見えないため、何もしない、いや何もできず寝たきりに近い状態です。唯一の救いは携帯電話でお話ができます。何もしないと認知症等が発症しては心配なので私もなるべく声掛けの電話をするようにしています。
病院側もそもそも病院はそういう方の終の棲家ではないので、言葉では言わないものの「そろそろ退院しないかな」といったオーラが出ています。
ホームに入れない
高級老人ホームに入る資金があるわけでもなく、財産と収入額からすると特別養護老人ホーム(以後、施設と呼ぶ)の入所条件を満たしてます。
そしてこの状況から救出するため幾度となく役所へ申請を出し、何とか特別養護老人ホームにも直接連絡をして空きはないかと問い合わせをしている間に、1年以上経過してしまいました。実際には後見人仲間の情報だと入所できている方もいるので、申請書の書き方が悪いのか、熱量が足りないのか、「一体どうしたもんじゃろのぉ~」と頭を悩ましています。
いくつかの候補施設の中でたまたま希望している候補が一杯なのもあるのだと思いますが、入れない大きな理由が二つありそうなのです。
入れない理由その1
それは男性であるということです。施設には相部屋方式と個別方式がありますが、なるべく相部屋方式を希望しています。(国の政策は個室ですが😢)
理由は①費用が安い②外部からの刺激がある方が老いにくいからです。
費用は従来型と個室では4万円以上の差があり、年間48万円以上の差は長生きすればするほど資産が無くなってしまうリスクが高まります。
相部屋方式だと同じ部屋に男女一緒に入れることもできず、男性だけの相部屋が必要です。
施設のスタッフは男女比は女性の方が圧倒的に多いです。ちょっと古い情報ですが下記に掲示します。
下記リンクを参照しました。
男性利用者の場合、体重も重く体が大きいため、ベッドから車椅子への移動やお風呂を入れる時に女性利用者の時よりも2人なら3人と多く人員を割く必要があります。
従って、有限のスタッフ数で男性利用者を増やすサポートが回りにくくなるため、女性の利用者の方が入りやすくなります。
そして相部屋でも女性の利用がが多ければ女性だけの相部屋が増え、結果的に男性の空きがなかなか出ないのです。
入れない理由その2
私の被後見人の方は糖尿病を持っており、毎日インスリン注射が必要となります。私は持っていないので知らなかったのですが、インスリン注射は慣れれば、患者が自宅で自分で打てるみたいですね。
しかし、高齢者になると手元が震えたり、目が見えにくくなり、自分で打つのが困難になり看護師さんに打ってもらう必要があります。しかし、インスリンの注射を打てる看護師さんが施設に居ないと、入所が難しくなります。
持病を持っている方はその施設が持病に対応してくれるかどうか事前に確認する必要があるのです。
ちなみにですが、平成28年の厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると
「糖尿病の糖尿病有病者と糖尿病予備群はいずれも約1,000万人と推計」
つまり合計で2,000万人いるということになります。男女での割合も出ています。これは男性の人口、女性の人口に対する割合となります。
その中で可能性を否定できない人と強く疑われる人の割合をみると、
男性 28.5%
女性 21.4%
となっています。(数値は人口に対する割合)
男性の方が多いのです。
まとめとして
以上の2点の通り、男性の希望者を受け入れる体制が整えにくく、男性の入所の方が女性の入所よりも難しい状況となっているようです。
さらに女性よりも男性の方が糖尿病を疑われたり可能性を否定しがたい方が多く、もし糖尿病をお持ちの男性だとますます門戸が狭くなってしまいます。
今後、男性の介護業界の就業者が増え、男性ももっと入りやすくなる日がくるのを願っています。
まずは、私も被後見人さんが早く入所できるように引き続き頑張りたいと思います。
今日のサムネイルと文中のイメージ写真ははAdobeStockから利用しております。ありがとうございます!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また次回の記事もお楽しみに!
いつもありがとうございます。
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