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ThinkPadはどのようにして生まれたのか?

みなさん、こんにちは。

隠れWindowsユーザーの太田です。

普段の業務では、MacbookProを使っているのですが、プライベートではThinkPadX1Carbonを使っています。

プライベートでWindowsを使っている理由としては、私の趣味が将棋で将棋ソフトがWindowsのほうが充実しているからです。

今回の記事では。「ThinkPadはこうして生まれた」という本を読んだうえでの自分なりの学びやThinkPadの歴史哲学を共有させていただきます。

読んだ感想を一言でいうと、エンジニアとして今後活躍していこうと志す自分にとって必要な本だったという印象です。

少し自分の中のエンジニアリング観や仕事に対する認識が変化するきっかけになったのではないかと思います。

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ThinkPadの歴史

私世代ですと、知っている人のほうが少ないかもしれませんが、今はレノボのパソコンで有名ですが、もともとはIBMの製品でした。

本を読んでいて意外だったのが、ThinkPadは日本の大和研究所(神奈川県大和市)で研究開発されていたことです。

私の中では、IBMとレノボなど中国やアメリカのイメージが強かったのですが、その根幹は日本人のエンジニアの努力の結晶だと知ることができてよかったです。

プロダクトの原型として、底面の4つのゴム足は衝撃を吸収するためにありますが、操作側の2つは波立つような形状をしています。

この底面の2つのゴム底は、猫の肉球を参考にしてつくられたそうです。

ThinkPad独特の外観も、松花堂のお弁当の形が原型らしいです。

まさか中央のトラックパッドは、日の丸弁当の梅干しから来てるの?と思ってしまいましたが、そこまでは記載されていなかったので謎のままです。

そう考えるとプロダクトなどのアイデアっていろいろなところから浮かんでくるので、意外な体験が役に立つというのも納得です。

ThinkPadの哲学

ThinkPadはデスクトップしかなかった時代に、ノートPCの先駆けとしてつくられました。

主に3つの考えから、製品開発がスタートしました。

「働き方を変えたい」

「ビジネスマンの頑張る姿(ワークスタイル)を変えたい」

「もっと上手に頑張れる人を増やしたい」

ここらへんの考えが今私が関わっている会社のビジョンに近いなと感じました。

本題に入って、今日では、「働き方改革」などでだれもが一度は、自分の働き方であったり、社会が多く人の働き方について考えている印象を持っています。

当時は、今よりも長時間労働で生産性も低いことが多かったです。

それは考え方も影響する部分がありましたが、一番の要因は、使っている道具が今に比べて、圧倒的に能力が低かったからだと思います。

本書では、その時代はeメールを取引先に送るためだけに休日に会社に行かなければなれないこと

いざ休日に出社すると、みんなが一生懸命働いているから、自分も夜遅くまで働いてしまっていた過去があったことが語られていました。

このような時代において、高性能なノートPCをつくることは、かなり重要なことでした。

ThinkPadをつくりあげたエンジニアは、世界ではもっと頑張っている人がいて、もっと上手に頑張れている人がいる

だから、プロダクトを通じて、日本人の生産性を高めて、結果的に世界で戦える生産性を生み出そうとする姿勢はかっこいいと感じました。

生産性を高めていくことによって、パーソナルライフの設計も立てやすく人生の充実につながってくると考えます。

私自身も、働く方を通じて多くの人の人生の充実につながっていく、社会をつくりたいと考えているので、共感できる部分が多かったです。

ThinkPadの技術的な壁

今のノートPCしか知らない私からすると、意外なところで壁にぶち当たっている印象です。

たとえば、小さなスペースに様々な部品を詰め込むので、互いに電波を遮断してしまうこと。

たとえ同じ部品をつかっていたとしても、コイルの巻き方一つで結果が変わってしまう。

また私自身は、リュックの中にパソコンを入れて移動することが多いのですが、パソコンを背負いながら、靴紐を結ぶ動作をするだけで、中のはんだがはがれてしまうこともしばしばあったそうです。

こういった今では当たり前のことも、当時の技術者たちの努力があったからこそだと考えています。

本当に感謝しています。

自分も次の世代に何かアプトプットを出せるようにしたいと思えた体験でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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