コントが始まる、が終わった話。
どうも恋愛ドラマが苦手です…
というか年齢を増すごとに深さを求めてしまい
その割にめちゃくちゃ分かりやすい
『半沢直樹』を機にドラマにどハマり
(半沢って2013年なんですね!)
そして『逃げ恥』で
新しい形の恋愛ドラマに出会って
素敵なもんだなぁ♡と感じてから
すっかり毎シーズン色々観てます。
そしてやっぱり人間ドラマが大好きです。
今シーズンは、
『コントが始まる 』
がとっても良かった…
芸人が夢を追いかける…ならぬ
夢をあきらめる過程を描くドラマ。
「夢を追いかける」ことが美しく
「何かを諦める」ことが悪のように
一般的には表現されやすいと思うのです。
このドラマではそれぞれの人生の
ものすごく大切な過程が丁寧に描かれていて
色んな経験のなかで深みを増していくんだなぁと、何度も涙しました。
なかでも、第3話での有村架純のセリフが
私の中で共感の嵐!!!
圧巻の演技でした…
1年半前に職場やプライベートで
人生を揺るがす挫折があり
立ち直る過程で
〝推し〟のコント芸人ができたり
ただただ支えてくれる
妹の存在があった彼女。
そんな大切な人に囲まれながら
自身の過去をはじめて語る彼女。
「私が頑張るからダメなのか、
頑張り方が間違ってるのか、
もう何がなんだかわかんなくなっちゃって…」
頑張って傷つくことが怖くなり、
今はアルバイトをしながら
手を抜けるところは抜いているといい…
「でも寂しいですよね。
何かを頑張ろうとする気持ちを
抑える日が来るなんて思ってなかったし、
頑張らなくて良い方を
選択したこともなかったんで…
こんなはずじゃなかったのになって」
〝頑張ろうとする気持ち〟との付き合い方に悩む人は多いように感じます。
私もそのうちのひとりでした。
有村架純演じる里穂子は、
ご縁あって正社員として
ある企業で働きはじめたのですが
その企業の決め手は
〝受付に見事な生け花が飾られていた〟
こと。
花を大切にしようとする人が
この会社の中に居るということが、
些細なことでも、ものすごく心強く思えた…
一見すると失敗したような生き方でも、
そこに内包される優しさや楽しさこそが
豊かさに繋がるんだなぁと。
素敵なドラマをありがとうございました
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