ふだん使いの超能力 『職業欄はエスパー』を読んで①
みなさん、「自分には超能力がある」と思いますか?
わたしは、みんな気づいていないだけで、誰にでもそういう力が備わっていると思っています。その能力を自覚して、意識的に使っている人が目立っているだけ。きっと、知らず知らずのうちに、自然と使ってしまっているものではないでしょうか。意外と仕事で活用していたりして?
そう考えるようになったのは、アートセラピストになるための勉強をしていた頃でした。アートセラピーの勉強では、ただ心理学的な絵の見方を学ぶだけではなく、セラピストとしてクライアントとどう関わるか、どんなことばをかけるか、ということを訓練する機会がたくさんありました。
たとえば、信頼関係を一発で築くために、クライアントの体(第一印象)を読み、その人に必要なことばをかける。ハートを読んで、抑圧している感情を明らかにする。セルフ(生まれ持っている魂の質)を読んで、その人の本来のエネルギー状態に引き上げる等々…。
こうやって書くと、できるわけない!という気がしてきますが、相手を目の前にすると、何かしら、こころや頭やからだのどこかに反応が出てくるはずです。何かのイメージだったり、想いだったり、体の熱や痛みといった変化だったり。それを、しっかりキャッチするだけでいいのです。普段から、内なる声や体の反応をよく観察し、自分自身とよく対話していることが支えになっていくと思います。
超能力といっても、いろんな種類のものがありますね。わたしが体験してきたようなことは、そのうちのたったひとつですが、
超能力者の日常にせまる、森達也さんの『職業欄はエスパー』
この本を読んでいると、<超能力者の日常>という視点が、<日常の中の超能力>という視点に裏がえしされることが時々ありました。
ない!という思い込みをはずして、身近なところを点検してみると・・・
意外な才能が眠っているかもしれません。
感想はつづきます。