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読書感想文その後 歴史から学ぶこと

この読書感想文の講義を聞いた後次の日
「トビー先生はいつ来てくれるの?』
「あの講義楽しかった」と生徒さん達が熱く語ってくれました。
余韻の冷めない中私は1つの質問をしました。
「桃太郎と鬼は対等な関係になることが共通目標だったけどね、
自分達の生活の中では同じ経験なかったかな?同じようなことはなかったかな?」
「友達にマウントされないようにするとか」
「お母さんと対等な関係になる」
「うーーん、それはどうかな?」
ここでひとつ質問を追加
「じゃあ、日本の歴史の中ではどうかな?」
「そうか。あるね。たとえば 遣隋使とか遣唐使とかもそうだよね」
「日本も対等な貿易を欧米からしてもらえなかったよね」
こんな感じで話がどんどん進んでいきました。
こんな感じで日本の先人たちが、対等な関係を築くために様々な努力をしたことをいくつかの例を挙げてもらいました。

  1. 鎌倉幕府の成立 - 鎌倉幕府は、律令制度を否定し、武士団が実権を握ることで、封建的な支配体制を確立しました。これにより、武士としての自覚を持った者が、対等な立場で交渉することができるようになりました。

  2. 室町幕府の成立 - 室町幕府は、南北朝時代の内乱を終わらせ、全国的な支配体制を確立しました。また、朝廷や宗教団体との協力関係を築くことで、対外的な関係を強化しました。

  3. 幕末の開国 - 幕末期には、外国人との交流が増加し、西洋文化の影響を受けました。これにより、外国との交渉能力が向上し、外交官や通訳の育成が進みました。

  4. 日清戦争 - 日本は、戦争に勝利した後、欧米列強と同様の条約を結び、国際社会に認められるようになりました。また、戦争に勝利するために、近代化の取り組みを進め、軍事力を強化しました。

  5. 日露戦争 - 日本は、ロシア帝国との戦争に勝利し、アジアでの主導権を獲得しました。また、国内の近代化を進めることで、欧米列強と対等な関係を築くことができるようになりました。
    歴史もこうやって切り口を変えてみると面白いと思います。
    歴史から自分が学ぶこともあると考えると歴史も楽しくなるのではないでしょうか?

こんな感じで、読書感想文もただの感想文で終わらせない。その後も色々考えさせるのが塾の方針なのです。

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