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【決戦前夜!】慶應義塾と仙台育英の両監督著書から優勝予想してみた

どうも、いえちです。
約1年ぶりの更新となりました。

いま一番ホットな話題といえば、
そう、高校野球ですよね!!

いよいよ明日は、
慶應義塾高校 vs 仙台育英高校 の決勝戦ですね。
みなさん、この試合、どう思われますか?

僕は小さい頃から野球してきたこともあって、
高校野球は大好きです。
今年は両校がベスト8にあがった時から、
「2校が決勝で当たったらアツいな…」と、
期待していました。

実はこの2校、春の選抜大会でも戦っています
(ちなみに2対1で仙台育英が勝利)
激アツ!!!

さて、明日の決戦でぶち当たる両監督ですが、
実は、2人とも書籍を出しています

野球に対するアツい想いや指導法など、
両監督の「野球観」が詰め込まれた一冊です。

高校野球では選手に注目する人も
多いかと思いますが、僕としては、
両監督の教育観やアツい想いも知って欲しい!!

そんなわけで、
双方の著書を読んで、
これからの高校野球を引っ張っていくであろう
両監督の魅力を整理してみました。

最後には、僕の勝手な優勝予想も載せています。
皆さん、
ともに決勝戦をアツい気持ちで迎えましょう!


両監督のキャリア

はじめに、両監督の経歴はこんな感じです。

2人とも、自身の母校で後輩たちを育てています。

森林監督は、
慶應義塾幼稚舎でも働いています…つまり、
小学校教員をしながら高等部の監督をしている人
なんですね!これはほんとに珍しい。
教育的な観点は、有利に働くのでしょうか?

一方の須江監督は、
仙台育英秀光中学校の監督をしていた頃に、
全国制覇を成し遂げています。
つまり、去年の高校野球優勝と合わせると、
中学・高校の両方で全国制覇を成し遂げた経験
があるんですよね。

これは大きなアドバンテージであり、同時に、
大きなプレッシャーでもあると思います。

2人の監督は別々のキャリアを積んできて、
異なるカラーがあることがわかりました。
そんな2人には、
優れた監督として共通しているところ
も、みられます。

両監督の指導の共通点

両監督の著書を読んでみると、2人の指導は、
以下の点で似ています。

①選手自らに考えさせる
②選手への問いかけを重視
③練習の質を重視
④考えをアップデートできる

個人的には、令和の監督、って感じがして、
最高です。

僕が高校野球をしていた頃は、
監督と選手の上下関係がはっきりと分かれ、
正直に話せない抑圧的な雰囲気がありました。

「こうしろ!」「ああしろ!」と、
怒鳴られる指導が多かった気がします。

生徒の主体性を尊重しつつ、
対話して、
質も落とさずに成長させてくれる。

僕が野球をしていた時にも、
こんな指導者に出会いたかったなぁ・・・と、
羨ましく思うくらい、魅力的です。

両監督の指導の相違点

それでは、両監督で、
違っているのはどんな所でしょうか?

特徴的な部分を、表にまとめました。

文字が小さくてすいません…。

僕のイメージで語らせてもらいますと、

須江監督は理論重視で、
数値を測りながら伸ばしていくタイプ
です。

「理系の科学者タイプ」とでもいいましょうか。

彼は、最善の環境で激しいチーム内競争をさせることで、生徒を伸ばしていくという考え方です。

須江監督の著書にも、
「仙台育英の強みの一つは、メディカルスタッフの充実」
と記載がありました。
かなりシステムを重視しているんですね。

何よりも、無事に選手を伸ばすための環境作りに拘っているように感じます。

一方の森林監督は、
生徒に問いかけ、考えさせるタイプです。
いうなれば「文系の哲学オヤジ」みたいな
イメージでしょうか。

プレーヤーの目線まで降りてきて、
一人一人に話しかけていく感じがあります。

須江監督とは対照的に、
個人を重視
しているんですね。

慶應の練習環境では、多くのOBが
トレーナーとしてサポートしており、
親族的な繋がりがあるところも特徴的です。


決勝戦の分析と予想

それでは最後に、
今年の2チームの戦略を比較しつつ、
決勝戦がどうなるかを予想していきます。

ズバリ、僕の決勝戦のスコア予想は、
7対5で、
慶應義塾高校の勝利です。

その根拠は、
「仙台育英の懸念点の多さ」にあります。

一つ目の懸念点として、
これまでの試合を見るところ、
高橋→湯田に続く、3人目の投手の状態が
あまり良くない
です。
(ただ打たれているというよりは、カウントを
悪くして、痛打や四球といったケースが
目立つ気がしています)

二つ目の懸念点は、
守備の荒さが目立つところです。
仙台育英は、甲子園に来てから、送球エラーが
目立っています。

連覇へのプレッシャーか、
何か思い切って投げることができていない様子が見て取れます。

三つ目の懸念点は、キャプテン山田選手の不調
です。
打撃も甘い球を仕留めきれず、
自分の仕事をできていないケースが目立ち、
守備でも精彩を欠く場面が散見されました。

以上が、仙台育英の懸念点です。
逆にいえば、
これらがなければ、正直、仙台育英の圧勝だと
思ってます。

それでも7対5と予想しているのは、それだけ、
今年の仙台育英の戦力が充実している
ということでもあります。

さて、立ちはだかる慶應義塾高校ですが、
正直、めちゃくちゃ強いチームだと思ってます。

打撃力は申し分なし。
全員バットが振れているので、
仙台育英投手陣にとっては驚異となるでしょう。

正直あまり懸念点がない気がしますが、
強いてあげるならば、投手力の不足です。

仙台育英の打線がかなり好調なので、
慶應は、それをどう抑え込めるかが
鍵になると思います。

慶應エースピッチャーの小宅投手も
いい投手なのですが、
仙台育英の高橋投手とタイプが似ているので、
慶應は対策し易いのではないかと思います。

また、鈴木投手も出番があると思う
(先発もあるかも)ので、
好調の左打者をいかに打ち取れるかが重要だと
思います。

最後に、両チームのキーマンとして、
両キャプテンを挙げさせてください。

決勝戦という舞台で、
あがらず平常心で臨むには、
やはり、キャプテンからの声かけが重要
なってくるでしょう。

両チームのキャプテンが、
プレッシャーの中でどんな動きをするか、
見ものです。


以上が、私の分析・優勝予想でした。

個人的には、仙台育英の大ファンです。
希望で言えば、
仙台育英に勝ってほしいと思ってます。

ただ、接戦を勝ち抜いてきた両校、
必ずいいプレーを見せてくれると信じています。


107年ぶりの栄冠へ、
がんばれ、慶應義塾。

そして、『2回目の初優勝』へ、
がんばれ、仙台育英。


8/23 追記

慶應義塾が8対2で仙台育英を下し、
107年ぶりの栄冠を手に入れました!

慶應義塾の皆さん、おめでとうございます!

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