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モデルハウス見学 予約すべきか

こんにちは。
ふか@住宅会社の中の人です。
住宅会社で働いており、自宅の建築もした立場から、独断と偏見に満ちた記事を提供させて頂きます。

今回は、モデルハウス見学をする際の住宅会社の裏側についてお話します。モデルハウスに行こうと思って色々調べてみると、予約キャンペーンとかの広告を目にすることが増えると思います。
住宅会社からすれば、予約して来場してほしい!というのが本音です。
では、お客様側からすると、予約はメリットになるのでしょうか?


モデルハウスの予約を入れた場合の住宅会社側の動き

HPで予約が入った場合、まずはそのモデルハウスの接客割り振りを管理している責任者に情報が入ります。
そして、その予約の情報を確認して責任者が対応する人を決めます。その際に重要な情報は以下の通りです。

  1. 来場希望日時

  2. 住所や建築地

  3. 建築計画の難易度

1は、当たり前ですね。来場希望の日程時間次第で、そもそも対応できない人がいます。まずはこの段階で対応スタッフの足切りが発生します。

2は、あまり関係無い場合もあります。住宅会社によっては担当者ごとのエリアを決めているケースもあるので、その場合に考慮されます。

3は、事前にわかる場合ですね。実際、モデルハウス予約の段階では、あまり細かいことは入力しない人が多いです。ただ、事前にわかる場合で、例えば複雑な建て替え(母屋を一部残す等)という情報があった場合は、それに対応できるスタッフを選定することになります。

上記は責任者がお客様情報をもとに割り振りをするケースの流れですが、単純に順番で担当付けをするケースもあります。
それでも、建築計画の難易度が高いと事前に分かる場合は、その順番ではない選択をすることもあるでしょう。

モデルハウス予約をしたほうがいい場合

しっかり案内してほしい 会社の特長を知りたい

予約のメリットは、必ず案内担当が付くことです。モデルハウスを見学するだけでは分からない情報をスタッフに確認することができます。
反面必ず人が付いてくるので、まずは建物だけ見たいという人はデメリットになるかもしれません。

家造りの進め方等の相談がしたい

そもそも家造りの進め方を知っているお客様は少ないです。どのように土地を探したらいいか、資金計画をどう組んだらいいか、親族の土地を使う計画だがその土地は本当に使えるのか⋯等など、わからないことが盛り沢山です。
特に土地関係、ローン関係は、最優先で動かなければいけないケースもあります。(動き出しが遅れることで、着工時期が大幅にずれる可能性あり)
そのため、会社選びと並行して家造りの計画を進めるために、モデルハウスの見学と合わせて相談するには、予約が効果的です。

相談をすることでその会社の提案力を知ることもできるので、うまく進めば一石二鳥ですね。

状況に配慮した接客をしてほしい

予約の際に接客方法の希望を伝えることで、自分たちのペースに合った見学・案内をしてもらうこともできます。
「まずはゆっくり見学させて欲しい」「土地探しについて詳しい話ができる人に案内してほしい」等、あまり過度な要望でなければ対応してもらえるハズです。

モデルハウス予約をするリスク

ここからはモデルハウス予約をするリスクやデメリットについてまとめていきます。

担当者が決まってしまう

基本的には、案内をしてくれたスタッフが担当者となることが多いです。相性の良い担当者に巡り会えればいいですが、そうでなかった場合は対応を考えなければいけません。
その会社を諦めるか、担当者を変更してもらうか…。担当者変更してもらいたい場合は、どうやって誰に伝えるか、どのような内容を伝えるかが問題となります。(このあたりは別記事にまとめる予定)

予約には個人情報が必要

予約フォームの入力が必要なので、ある程度の個人情報を提供することになります。それによって、見学後に電話やDM等でアプローチされる可能性があります。
そういった対応が嫌な方は、その旨を最初に伝える等で対策しましょう。

まとめ

ここまでモデルハウス予約のメリット・デメリットをまとめてきましたが、個人的には「2週間以上前に、ある程度の建築計画や要望を記載したうえで予約する」ことがおすすめです。
その理由は別記事にまとめますが、「うまく予約する」ことができれば、圧倒的に予約無しよりもメリットが高いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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