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【空想科学★冒険少年】サイキック探偵・山田星彦🕵️


(山田さんはいい人に違いなく、僕の頭のおかしい文章を紹介してくれそうだけど、それは大丈夫です。ありがとうございます。笑 これからもナイスな作品をよろしくお願いいたします👍)

荒俣宏が原作の「帝都物語」映画は一度観てみないといけないな。


問題の看板



帝都🔯広島にある駐車場の地下に突如、出現したシャンバラ🌟への入口。

駐車場は、シャンバラのある新大陸への冒険に出発するためのマシン専用駐車場に変えられ、看板も立てかえられた。

「新大陸専用駐車場⤵️」

地底世界🌐を探検するには、アスファルトの地面を液状化させる「潜砂艦」など超科学のマシンが必要だ。

駐車場はがら空きだが、乗用車の他に、先端が鋭利なドリルのモグラみたいなマシンが、頭を地面にめり込ませたままぶっ壊れている。あちこち穴ぼこだらけだ。


ウルトラセブンのマグマライザー



シャンバラって何?よくわからないけど、伝説上の仏教王国で、ユートピアとか、天国みたいなもんだろうね。こういう世界を考えるのは、僕の役割ではないです。笑

シャンバラには人語を解する等身大の昆虫🐜が住んでいる。しかしチベット語で、古い方言なので翻訳機がないとどうにもならん。

名探偵の山田さん🕵️は、ドラえもんのところに秘密道具㊙️を借りに行ったが、その時に、気がかりなことがあった。シャンバラの人たちや、昆虫と会話するためには未来の翻訳機「ホンヤクコンニャク」が必要だ。ドラえもんからこの食用機械を受け取る際に、中学校に進学したのび太が、訳ありな顔をして山田さんから視線を逸らした。このコンニャクなんかイカ臭い。山田さんは食べずに捨てた。



(↑コンニャクを道に捨てたことで、帝都🔯に人間の言葉を話す博学犬🐶🎓✏️事件が発生。➡️『帝都事件ファイル📓 博学犬事件』

なんでも知ってると自負するプライドの高い犬に噛まれた者は、恐水症(ハイドロフォビア、狂犬病のこと)にかかってしまう。水を恐がる狼男🐺の事件も相ついだ。➡️『帝都事件ファイル📓 人狼伝説事件』

シャンバラ🌟とは、時間と空間を超越して現れた世界だから、地下世界の人語を話す巨大な昆虫も、道に落ちたホンヤクコンニャクがシャンバラに流れ着き、これを食べて進化した昆虫かもしれない。←時系列というものはまったく意味を持たない)

どうして駐車場の地下にシャンバラができたのか?

目撃情報などから総合して、犯人が帝都の怪人アラマタ🎩であることを名探偵は突き止めた。

アラマタは鼻のとなりにあるイボから、不思議な胞子を出す。この不思議胞子が時間と空間に作用して、駐車場地下にシャンバラの入口が突如として現れたのだ。


怪人アラマタの胞子は、現実世界から異世界へのルート・道を作り出す。ふたつの異なる世界の中間地帯である。

空気中を漂う、怪人アラマタの胞子を浴びた者は駐車場の前を通りかかった時に、シャンバラの入口を示す看板に出会う。

「新大陸専用駐車場」

この看板を立てたのは怪人アラマタだ。

胞子を浴びた人の現実に侵入して、現実と異世界との境界を溶解するそれだが、胞子を浴びていない人にとっては普通の駐車場であり、シャンバラもその入口も存在しない。

胞子に暴露していない人間は、乗用車が整然と並ぶなんの変哲もない駐車場🅿️🚗を通りすぎるだけだろう。看板もなんら不審なところがない。

名探偵・山田さん🕵️はどこかで怪人アラマタとすれ違ったり、彼のいる近くを通りかかったり、残留する胞子を浴びたに違いないのだ。

つまり不思議な胞子は、時間と空間と、それを浴びた人に作用するってこと。

シャンバラにたどり着けば、そこはアラマタの胞子の力とは関係のない異世界だが、異世界への冒険が今回の主要テーマではない。

名探偵山田さんの使命は、怪人アラマタを捕まえて、帝都に空いた異世界へと通じる穴を塞ぎ、現実世界にこの世のものではない魑魅魍魎の侵入してくるのを阻止することだ。

シャンバラでは無害で善良な生物が、この世にやって来ると恐ろしいクリーチャーに変身して人を襲う。

怪人アラマタを追跡するには、彼のイボから絶えず出る胞子を常に浴びないといけない。

胞子の働きで発生した、現実と異世界の中間地帯をアラマタは移動するからだ。胞子のおかげで、名探偵はアラマタの行方を見失わないでいられる。


名探偵山田さんはドラッグのようなキノコで超常的な体験を通して事件を捜査する「サイキック名探偵」である。やがて山田さんは不思議なキノコの常習者になってしまうが。

胞子の超常的な力がないと、名探偵は捜査不能!

アラマタには息子がいるが、巨大なキノコ🍄(マタンゴ)に変えられてしまった。

マタンゴ



インバネスコートに、ディアストーカーのホームズスタイルの名探偵は、胞子を浴びすぎないようにガスマスクを装面すると、アラマタの息子の変わり果てた姿である人型の巨大キノコを刈り取り、赤い帽子に、オーバーオールのスーパーマリオの仮装をした付け髭の男🧔が走っていたから、呼び止めてキノコ🍄を食べさせてみた。


ガスマスクの名探偵



マリオは目をぐるぐる回すと、この世から跡形もなく消滅した。

胞子の詰まったキノコを丸ごと体内に入れると、内臓でキノコは胞子を全方向に放射☢️して、食べた者は異世界にテレポートしてしまう。マリオの仮装の男はシャンバラでもない、スーパーマリオブラザーズの世界に飛ばされた。



TVゲームにおけるゲームオーバー、マリオの「死」とは彼の現実世界への帰還である。ゲームオーバーすると、仮装する髭男🧔は帝都🔯に舞い戻ってくる。



帝都の空のどこからマリオが落ちてくるかわからないから、これは困る。天井を突き破ってきてもこの男、わりと平気である。

マリオの職業は配管工らしいが、これは➡️『帝都事件ファイル📓 落ちてくる配管工・マリオブラザーズ事件』に詳しい。

マリオはクッパ大魔王に誘拐されたピーチ姫👸を救出して、キノコ王国🏰の平和を取り戻す決意をしたからゲームの世界で頑張っている。ゲームの世界に彼を留めるのは、アイテムであるキノコ🍄だ。

石原豪人が描いたマリオ



シャンバラと違い、ゲームの世界は不安定であり、キノコを食べて胞子を適度に摂取しないと現実世界に引き戻されてしまう(キノコを食べると別世界に飛ばされるんじゃないの?ここでのキノコは、そこまで副作用のないキノコ🍄ということにする)。

怪人アラマタ🎩の目的だが、別段、悪意はあるまい。帝都にシャンバラというアドベンチャー・ワールドへの入口を作り、大人になって忘れてしまったあのワクワク、空想科学小説、冒険小説、推理探偵小説の世界をかつての科学少年・少女、冒険少年・少女に開放したい、ただその思いだった。もちろん現役の少年・少女にも冒険世界は開かれている!

シャンバラの入口の前に駐車場があるのが、なんともディズニーランドのような巨大テーマパーク🎠🎡🎢のようだ。

しかし、アラマタも予期せず、シャンバラから現実にやって来てしまった生物はクリーチャーに変身し、現実はじょじょにシャンバラへと浸食されて変貌しつつある。現世の空気に触れると清浄なシャンバラは、瘴気に当たったように汚染されて、帝都を黒雲がすっぽりと覆うようになった。

帝都は外側との交通、通信、電波からは完全に遮断されてしまった。



帝都が完全にシャンバラと融合して、その世界が百鬼夜行の跋扈する魔の異世界になると、キノコの胞子はその役割を終えた。

アラマタとキノコに変えられた者はバフバフと胞子を放射しつづけるが。もはやただのくしゃみ🤧とアレルギーを催すウザすぎる胞子である。アラマタの不思議な胞子への渇望に苦しむ名探偵🕵️!

「ガスマスクをかぶったシャーロックホームズ」こと名探偵山田さんは、怪人アラマタのイボを焼き、妖怪変化を塵にするレーザー銃を片手に探偵小説の世界から、ディストピア的な怪奇小説に変貌した現実を取り戻すべく今日もたたかう!


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