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自律神経の乱れからの、過呼吸が起こった時の対処法と予防法 改善法
こんにちは福岡県大野城市の、自律神経専門整体、いで整骨院・整体院です。
質問を頂いたので答えていきたいと思います。
ゆうしゃん さん 女性
過呼吸が起こった時の対処法と予防法を教えてください。
私自信パニック発作の経験があるので過呼吸の恐怖というのは非常にわかります。
本当に死ぬんじゃないかという恐怖があり大変つらいものです。
その経験も踏まえてお伝えしていきます。
過呼吸はまずどういう状態かというと
副交感神経優位と交感神経優位とでいうと興奮状態、緊張状態の交感神経優位になっている状態です。
この交感神経優位の状態になるのは、日々の疲労だったり睡眠不足だったり、ストレスなど色々な要素があります。
過呼吸は交感神経優位の時になりやすいというのがあります。
でその時何が起きているかというと、吸う方の呼吸が強く多くなり、吐く方の呼吸が少なく弱くなっているという事です。
だから吐けなくなっているという事ですね。
人間というのは息を吸う時に交感神経優位に、吐く時にリラックスの時に働く副交感神経優位になります。
基本的に過呼吸、パニック発作からの過呼吸になっている人は肋骨が固まっているし、横隔膜も固まって動かなくなっています。首も背中も硬いです。もちろん、この歪みや緊張を取っていけば、症状が出にくくはなるのですが、質問者さんが聞きたいのは、過呼吸が起こった時、もしくは起こりそうな時の対処法だと思いますので、その対処法をお伝えしたいと思います。
対処法としては、深呼吸をしつかりできるようにしていく事です。
吐きにくくなってしまっているのですから、吸うのを5秒で吸って10秒かけて吐いていく、そこからさらに5秒かけて肋骨、お腹の空気を絞り出すように吐き切って、また5秒かけて吸うを繰り返します。
この秒数を数える事でも効果が高まりますので数えながらやってください。
鼻から吸って鼻から吐いても、鼻から吸って口から吐いてもやりやすい方でされてください。
この過呼吸の対処法、しかしこれだけで落ち着かない人は、ここからは整体的にもう一つ足していきます。
それはなにかというと、上記の呼吸法に、爪もみを足す事です。爪もみは自律神経調整するのにも非常に効果的な方法で、この爪もみに呼吸法を組み合わせるのをお勧めします。小指から順番に吐く時に押してください。
小指は2回、その他の指は1回づつします。その中で薬指だけは、やりすぎに注意してください、そこだけは交感神経を上げる所なので
その中でも、いざという時はこの小指の爪もみをしながらやるのをお勧めします。理由はここがパニック発作に関係する部分だからです。
日頃する時は全部の指をしてください。
しかし皆さん爪もみというと、爪の横を押しがちですが実際は爪の生え際の少し上です。ここを間違え易いので気を付けてください。
この部分を吐く時に合わせて逆の両指でつまむようにして行ってください。
3セットほどすると落ち着いてくると思います。
それでも落ち着かなければセット数を増やしてください。
気持ちの対処法としては、過呼吸が起こりそうになっても、起こらないようにと無理に気持ちでやりくりしない事です。起こらないように起こらないようにとすればするほど、より緊張して起こりやすくなります。不安の感情はいじれば、いじるほど大きくなります、感情の波が収まるのを待つ感じです。心ではやりくりしない事です。
そして過呼吸で実際に死ぬ事はないと言われていますので安心してください。
後奥の手としては抗不安薬を持ち運ぶ事です。整体の動画を見にきている方なので薬は飲みたくないという人が多いと思いますが、実際には飲まなくてもいいので、自分で何かあれば飲めばいいやと思えば気が楽になります。
それに薬は緊急避難的に飲むのも悪くないと思います。
身体の緊張をとっていく間に対処療法的に薬を飲みながら、身体の歪み緊張を取っていき、かつ精神的な対処法も身につけていけば良いからです。
予防法としてもこの呼吸法や爪もみは常日頃からやっていただいて、深い呼吸をできるようにしていく事です。そうすると横隔膜や肋骨も動かしやすくなります。
その他にも、日頃からストレッチ、運動もやっていくと良いです。特に歩くのはお勧めです。全身運動になるし、20分以上歩くと幸せを感じるホルモンが出るとも言われているからです。20分以上歩くのは、抗精神薬、一回分と同等の効果があるとも言われています。
宣伝になってしまいますが、やはり整体を受けて、歪みをとり、首、背中、肋骨、横隔膜を柔らかくするとなお良いです。身体を柔らかくして、呼吸をしやすくしておくと良いという事です。
後日頃からカフェイン系を控える事です。
コーヒー、紅茶、お茶、チョコレートなど
これらカフェインが入っているものは、交感神経を刺激しますので、自律神経が乱れやすい人は控える方が良いです。
このようなパニック発作が起きる時というのは、身体もしくは心で大変無理を重ねている事が多いのです。
ですのでこれはある意味身体からのアラームがなっている状態とも言えます。
なので私なんかもパニックの予兆が来る時は無理してるんだろうなと、生活態度や考え方を見直す指標にしています。
このような事が過呼吸の対処法や予防法になります・
まとめると対処法は
①吐く息を中心とした、呼吸法をする。
②自律神経を調整する爪もみを呼吸法に合わせする。
③不安感をなんとかしようと心でいじくらない(大変ではありますが)
④薬をお守りがわりに持っておく
予防法は
この上記三つにプラスして
④歩行や運動やストレッチをする
⑤カフェインを控える
⑥自分の心や身体に日頃から意識を向けて疲労が溜まっているのに気づいたら、休む、
十分な睡眠をとる、無理な考えを見直す(難しい事ではありますが)
という事が大事になります。他にも生活習慣全般で気をつける事はありますが大まかにはこのような感じです。
下記の動画で詳しく解説しています、試聴されてみてください