タナケン

荻窪で「明快志塾」という個別指導塾をやっています。 しまね留学,地域みらい留学コーディネーター。 やろうとしたことをやめるのをやめよう。

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最近の記事

都に拘るな,田舎に出よう

 東京で生活していてとっても感じるのは,やっぱり「人と人との繋がりの薄さ」というところだ。ただ,自分の友人や知り合いという意味では,それほどその「薄さ」は感じたりしない。ここでいう「繋がり」というのは,日常生活の中での「他人との繋がり」のことだ。  恐らく,世の中が便利になればなるほど,人は人との関わりが間接的になるのだろう。それは言い換えれば,自分の都合の良いときにだけ人と繋がればよい世の中である,というようなものだと思う。  人が人と関わることは,実はとても面倒臭いの

    • 本当の生活様式

      「新しい生活様式」という言葉は,何だか感覚的に良いものに感じてしまうかも知れない。例えば,「物理的な距離は近くても,心の距離が遠い」よりも「物理的な距離は遠くても,心の距離は近い」方がいい。そんな風に言われると,何だかとても素敵に聞こえるから,言葉というのは怖い。これを世の中のことに当てはめてみると,すごく面白いと思う。 例えば結婚。  それまでは毎日のように一緒にいるわけではなかったから,物理的な距離は遠かったかもしれない。でも結婚してみたら,日々一緒に生活する中で,徐々に

      • 疎と密

        「密」を避けるという状況が続いている。  今日ふと感じたのが,こういう時だからこそ日常を見つめ直そうということだ。日常という言葉には,「日常に飲まれる」というような表現があるように,何だかせわしない感覚が伴っているように感じる。そして,そういう日常から,時に離れてみることは大切なのではないかと感じたりする。  自分は何のために生きているのだろう?  そんなことを感じたり考えたりすることもなく,当たり前のように日々を過ごすことの繰り返しで,立ち止まってみたりする余裕もない

        • 挨拶で何が変わるというわけではないけれど…

           お店で(牛丼系)ご飯を食べていて気になることがある。それは,「ごちそうさま」を言わない人たちが多いこと。  個人的には,「いただきます」より,食べ終わったあとの方が気になる。 何だか,「ごちそうさま」がないと,『あんまり美味しくなかったのかなぁ』と思えたりする。  「美味かったぜ,ごちそうさま」的な意味を込めて,食べ終わった時は必ず「ごちそうさま」ということにしているのだが,ちょっと変かな?変でも良いんだけれど…  そう考えてみると,食べる時だけではなく,色々な場面で,挨

          割れ鍋に閉じ蓋

           先日,ある女の子と話していたら,その子の両親の話になって盛り上がった。 両親どちらとも,居眠りが多いらしい。  まず,お父さんが電車に乗っていたら眠ってしまって,食べていたキャラメルが口から落ちて,シャツにシミを作ってしまったり,お母さんは,電車で娘と一緒に寝ていたら,よだれを垂らしてしまったり…。  そして,夜になると両親のイビキの大合唱。  「もう,うるさくてしょうがない」というのが娘の気持ちらしい。  個人的には,ある意味何処にでもいそうなお気楽な両親だと思う

          割れ鍋に閉じ蓋

          時には…

           普段通っている道というのが人それぞれにあると思う。 でも,この間,ちょっと違う道を行ってみた。  これが何とも変な話なんだけれど,いつもは左側を通っているところを,右側で行ってみたり,というホントにちょっとした違う道?とでも言うのかな。  すると,これが何とかなり見える風景が違ってくる。  「あぁ,こんな店があるのか?」とか「この建物こんな風になっていたのか?」という新たな発見があったりする。  いつも踏み慣れた道,通り慣れた道なのに,如何に色々なことを見落としていたのか

          味覚・嗅覚の立体感

           ある時ある瞬間に,ふと「あぁ,この感じ,どっかで味わったなぁ」なんて感じることがある。 何故か知らないけれど,そういう時の感じは,眼で見た景色ではなく,鼻で嗅いだにおいや,何かを味わった時の味覚というようなことが多い。  季節をそうして感じられる瞬間があるように,何かの瞬間や,ある一時というのが,視覚以外の感覚には,より深く刻まれているんじゃないかと思うことがある。  ただそれは,他の感覚(視覚も入る)と一緒になって記憶されていることもあり,独立して作用しているとは思わない

          味覚・嗅覚の立体感

          しまね留学について思うこと

          「大人の役目」の一つに,「子供たちの目標となれる生き方をする」という部分があると思います。それは,子供たちに「社会に出て頑張る」って大変だけど,こんな良いこともあるぞ!というところを見せたり,このオッサンは,普段はそれほど大した大人に見えないけれど,いざというときには「何か格好いいなぁ…。こんな大人にだったらオレでもなれるかも」とか,このオバちゃんは,いちいち口うるさいけれど,いないと何だか寂しいんだよね。「私も将来こんなオバちゃんになれたら良いな」といった生き方をすることな

          しまね留学について思うこと