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一人の時間の大切さ【ないものねだり】

いつからだろう、こんなに一人で過ごす時間が楽しいと思えるようになったのは。

あやふやではあるが自分の中で思い当たる節はいくつかある。とてもここには描けない内容だから内緒にしておく。

ざっくり言うのであれば酷く傷心した、という事だ。

社会に出て自分に合う人、合わない人にたくさん出会った。
その環境の中に自分という存在を適応させなきゃいけないことはとてもしんどい事。

「自分じゃない」

を繰り返す毎日。そりゃ心身ともに消耗するのは当然よね。

こんな環境から逃れるには

「一人になること」
「一人の時間を作ること」

これしかなかった。

いざ一人になってみるとそこまで寂しさや孤独を感じることもなかった。
むしろ、無限の可能性を感じた。
全て自分の行動力次第でその時間が有意義なものか憂鬱なものになってしまうのだから。

旅行へ行ったり、買い物をしたり、食事に行ったり……等々。

そんな時間を重ねていたら、ある程度の事は一人で不自由なくこなすことが出来るようになっていた。

間違いなく成長できたと今でも思える。


たが、一人でいることが全て楽観的なものになるとは言いきれない。
映画やライブ、素敵な景色を観た時ふと、

「誰かと共有したい」

なんて思ったりすることがある。
一人の時間が多すぎるのも苦であるのだ。


「ないものねだり」

きっとこの言葉が一番しっくりくる。
都合のいい言葉だなぁ……って時々思う。

そんなねだってばかりいたらキリがないと思うから、

「一人になりたい時は一人の時間を楽しむ」
「誰かと過ごしたい時は思う存分時間を共有する」

と言った形でその時その時の感情に任せて過ごしていけたら良いのではないかと今現在、割り切って生きている。

「曖昧なままでいいじゃん!」

これがこの記事を通して伝えたかったこと。


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