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数えてみたら、16,000人と話した経験を持っていた
この仕事を始めて20年が経つわけだが、別に資格があるわけでもないこの仕事、淡々とインタビューをこなすのみなわけである。
その継続によって、その会社のブランド担当さんよりも、そのブランドに詳しくなってしまったり、担当さんが偉くなっていくのを側から、親戚のオバチャンかの如く眺めることになったり、自然と付き合いが長くなる人が増えていく。違う部署から来た人から「エンドウさんていう名前、ずっと聞いていたんですが、こんな方なんですね」と目ん玉ひん剥いて言われることもある(思ってたのと違うと思われたのだろう)。
20年の歴史を振り返る、それができたとしても、その時々でカテゴリーも商材も、はたまたテーマも変わっていくので、なんというか、「やってきたなあ」という感慨みたいなものもない。
「エンドウさんってー、ずっとインタビューやってるじゃないですかー」
ある人から、こんな質問が来た。
「どのくらいの人と話をしたんですかねー」
むっ。売上とかの意味で、案件数計上とかはあったかもだけど、人数で数えたことないかも。
というわけで、計算してみたわけです。
いつも決まったスケジュールではないので、概算になるんですが。
1グループ6人でしょー、それを土日だと3つずつやるでしょー、
平日は終日もあるけど、夕方からが多いかなー、
2グループくらいが多いかなー…
みたいな、やや少なめな見積もりで、そろばん弾いた結果。
16,000人。
でした。
私は20年で16,000人強に話を聴いてきていました。
へえ。
私は意外と少ないな、と感じました。
(あ、でもそれは、インタビュー以外でも人と話す機会も多いからかもしれません。)
「インタビュー」で「16,000人」と話をした、というのだとしたら、
まあ多いのかなあ。
質問くださった方に後日「16,000人でした!」と会った早々伝えたら、
「え?何の話でしたっけ?」
見事に忘れられていました。てか、オイ!!!