見出し画像

SONYユーザー X-100Ⅵ購入談話


購入のきっかけ

かれこれ7年ほどカメラを趣味としている。元々子どもの頃から両親のガラケーを奪い取り写真を撮ったり、DSのカメラは誰よりも使い込んだ自負があった。ちょうど大学でゼミが一緒になった友人が写真部でそれに影響されて最初に購入したのがSONYのα5000だった。一年後にはフルサイズ機が欲しくなりバイト代を叩いてα7Ⅱを当時12万ほどで購入した。そこから大学時代はどこに行くにもα7Ⅱと一緒だった。ドラクエ8の主人公とネズミのように。
ただ社会人になってからというものの、運動不足でひ弱になりα7Ⅱの重さも煩わしく感じる時や撮影後帰宅してパソコンやiPadにデータを移し、Lightroomで現像するといった時間もなくなっていき、だんだんと除湿庫警備にあたってもらう時間が多くなってしまっていた。そんな背景もあり実は前々からFUJIFILMのJPEGの完成度の高さとフィルムシミュレーションの表現の豊かさは無視できないものとして存在していた。そして段々とFUJIFILMに対する気持ちが大きくなり気づいた時には購入していたのがX-100Ⅵだ。詳しい方なら今はこの機種が抽選すら中止になっているのではと思われただろう。そう定価より少し高値で購入したのだ。ただ言い訳ではないが所謂転売ヤーと称される方からではなく、しっかりと200枚程度撮影されており、レンズフィルターも保護フィルムも代替のバッテリーも購入されたが使用機会がなくなったといった方から購入した。それらを加味すると大体定価での購入と考えて差し支えない金額だった。私も転売目的の新品なら購入する気はなかったが、この条件であればよしとすることにした。

ファーストインプレッション

かっけえ…というのが最初の感想だった。所有欲を満たすポテンシャルだけで約30万の価値があると思えるくらいモノとしての美しさを備えている。

X-100Ⅵ

性能の面でいうと前評判通り発色が魅力的だ。フィルムシミュレーションはもちろんだが、カメラ内でトーンカーブの設定やカラーの設定、粒子感さえも調整可能でLightroomいらねえと思ってしまった。またYouTubeなどではオートフォーカスが若干もたつくという意見もあったが、SONYのα7Ⅱという10年前のカメラを使用していた私からすると十分に早いと思った。カメラ自体の起動スピードも速く1秒もあれば被写体をしっかりと捉えられる。

撮影した写真


今後の課題

上記のようにフィルムシミュレーションとカメラ内の設定だけで誰でもこのくらいの所謂エモいと言われるような写真が撮影可能だ。一方やはりフルサイズ機と比べると黒トビや白トビにはこちらが注意を払ってあげる必要があると感じた。これはカメラの性能云々の話ではなく、センサーサイズの問題だろう。また久しぶりに35mm(換算)を使用して難しさを感じた。といっても、α7Ⅱでも普段は40mmをつけっぱなしにしていたが、たかが5mmされど5mmだ。必要以上に広く映り、意識しないと写真内の情報が過多になってしまう。写真は引き算というけれども基本に立ち返ろうと思う。

総括すると…

ただここまでの値段になるとフルサイズ機の各社最新モデルにも手が出せる上にapscに30万か…私もそう思っていた。今はどうかというと30万来月口座からなくなることがどうでもいいくらい幸福に満ちている。4000万画素の恩恵を受けてか、これまでの若干コントラストが雑なapsc感は微塵も感じられない。手振れ補正もかなり強力で1/4秒でも手持ちで1発で撮影可能だ。何よりかっこよくそれでいてペットボトル1本分しかない重量。写真を撮るために街に出るというよりも面白いものが撮れるかもしれないからとりあえず持っていこうと思わせてくれる最高の相棒になりそうな予感がある。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?