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結婚・仕事、人生の焦りから救ってくれた本|松下幸之助「若さに贈る」
5年付き合った彼氏と別れたわたしは人生がまったく楽しくなくて、結婚や仕事、それ以外にも悩みだらけでした。
何の気力も起きず、休みの日もベッドの中でひたすらだらだらと過ごしていて。
そんな時に出会ったのが、松下幸之助の「若さに贈る」という本でした。
この本に出会わなければきっと、27歳で結婚することも、マイホームを買うことも、向いていると思えるコンサルの仕事をすることもなかったと断言できます。
若い人だけではなく、老若男女の人生の悩みにも効く本かなと思います。
松下幸之助ってどんな人?
松下幸之助、名前は聞いたことがあるけど、「パナソニックのすごい人」くらいの認識しかありませんでした。
当時のわたしは、「20代のうちにやっておくべきこと」みたいな本をよく読んでいて、「歴史的な偉人が、若さに対して何を伝えたいんだろう?」となんとなく読みはじめました。
本の中では、彼の壮絶な人生とその中でも揺らがないまっすぐな心、運命を切り開いていく姿が描かれていて。
感銘を受けて、本を半分読む頃にはファンになっていました。
「わたしもこんな風に真っ直ぐに生きれたら、なにか変わるかも」そんな風に思えて。
人生に悩むわたしに刺さった言葉
読み進める中で、こんな言葉が出てきました。
あなたも結婚ということについては、自分なりにいろいろ考えておられることと思います。しかし、恋愛にせよ見合いにせよ、けっしてあせることはない。思い悩むこともないとわたしは思うのです。
それよりも、いまのその日その日を誠心誠意過ごすことが先決です。きょうの日の充実をはかる。女性でも男性でも同じことです。
わたしは、そういう姿からこそ、ひとの心を引きつけ、感動させる力が生じてくるのだと思うのです。男性と女性とが結ばれる、いわゆる縁というものも、そういうところに生じるのではないでしょうか。
自分に語りかけられているみたいに、心にすっと言葉が入ってきて。
自分の人生を真剣に見つめて、まっすぐに生きてきた方が言うなら、本当にそうなんだろうなあって思えて。
その後に、この言葉が続きました。
こうしなければどうなるとか、そうしなければどうだとか、わたしたちは、とかく目先のことにとらわれがちです。しかしそういうふうにして考え悩むよりも、くり返すようですが、その日その日を充実させていく、仕事に徹し、努力を積みかさねていくことを、わたしはあなたにすすめます。
あとは大船に乗った気でいる。つまり、そういうふうな度胸をもつ、そうしたならばきっと道はひらける、と言じていいと思うのです。やるだけのことを誠心誠意をこめてやる。そうすれば、どんな場合にも、あわてる必要もなければ、悲観したり、苦しんだり、不平をいったり、憤慨したりする必要もないと思うのです。
結婚のことにせよ、仕事のことにせよ、同じことです。けっしてあわてることはない。おそろしいのは日々なすべきことをおろそかにすることです。ぴしっとやるべきことをやっていけば、ときとともに道はひらけてくるはずです。
わたしは、人間はすべて、そのようにつくられているのだと思う。それは、長いあいだ、こうしてやってきたわたしの結論の一つです。
「若さに贈る」を読んでから
当時のわたしは何をするにも楽しくなくて、周りや環境のせいにして、何にも打ち込めていない状態でした。
本を読んでからは、まずは自分の人生を輝かすことから始めようと思えて。
自分の課題と向き合って自己分析をしたり、転職したり、一人暮らし始めてみました。
そうやって自分の人生を生きていく中で、25歳になった頃には、「誰かと結婚できるかも」と思える自分になって、今の旦那さんに出会うことができました。
自分の人生を精一杯生きて思ったことは、人生いつからでも自分で運命を切り開いていくことができるんだなあということです。
「いろいろうまくいかなくて、もうどうしたらいいのかわからないよ」という方へのヒントになるかもしれないです。
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いつかこちらもnoteを書きたいです。
数年前、三重県にある松下幸之助が建てた神社に旅行に行きました。
レポートをこの記事のおまけとして作成していたのですが、かなりの長文になってしまったので、別記事に投稿します☺️
お読みいただきありがとうございました!