【英語科】英語での道案内を楽しくする授業 ”FAKE GOALS"
こんにちは。
” いかたこ ” と申します。
中学校の教員をしています。
noteでは、授業がより楽しくなるアイデア(授業のタネ)を発信しています。
今回紹介する授業のタネは、FAKE GOALS、英語での道案内を楽しく学ぶゲームです。
このゲームは、以前、特別支援学級の英語科を担当していた時に思い付いたものです。
ただ、英語での道案内を学ぶだけでは、おもしろくない・・・
どうすれば、生徒が楽しみながら授業に取り組んでくれるだろう?
そんな時におすすめのゲームです!
以下では、FAKE GOALS の内容を説明しています。
よろしければ、最後までご覧ください。
FAKE GOALS
内容
FAKE GOALS は迷路のように地図に書かれたゴールを目指すゲームです。
ただ、その名の通り、地図には偽のゴールが存在します。(画像1)
* S:スタート , G:ゴール
生徒は偽のゴールに惑わされず、真のゴールへ向かわなければなりません。では、どのようにして、真のゴールへたどり着くか?
ペアの生徒に、真のゴールまでの道筋が書かれた地図が配られます。(画像2)
そして、ペアの生徒が英語で道案内をします。
これをもとに、真のゴールを目指します。(画像3)
このゲームでは、英語の道案内を聞く力、英語で道案内をする力が求められます。
事前準備
画像1のような地図を用意します。
道案内を聞く生徒と、道案内をする生徒に分けます。
ペアワークがおすすめです。
流れ
先生がそれぞれの役割に合わせて、生徒に地図を配ります。
英語での道案内を聞いて、真のゴールにたどり着くことができればクリアです。
例えば、先ほどの画像2を案内するならば・・・
Go straight for two blocks .
( 2ブロックまっすぐ進んでください。)
Turn left .
( 左に曲がってください。)
Go straight for two blocks .
( 2ブロックまっすぐ進んでください。)
といった感じでしょうか。
道案内を聞く生徒は、分からなかったところを聞き返すなどして、ゴールを目指します。
ゴールに着いたら、答え合わせをして、役割を交代します。
先生がまた別の地図を配ります。
生徒たちは、再度、真のゴールにたどり着けるか挑戦します。
*複数の生徒に何度も地図を配ることになるので、タブレットを活用して、地図をデータで送るほうがやりやすいと思います。
生徒が慣れてきたら、偽のゴールを増やしたり、ゴールへの道筋を複雑にしたり、難易度を上げることもできます。(画像4)
また、地図上に目印となる建物を書くなど、生徒の表現の幅を広げる工夫はたくさんできると思います。
まとめ
コミュニケーションの基本は、情報共有。お互いに持っている情報が違うからこそ、コミュニケーションの必要性が生まれる。
以前、英語の先生にこのようなアドバイスをいただきました。
FAKE GOALS は生徒の持つ情報に差を付けることで、コミュニケーションが必要な状況を作っています。
どこを注意して聞いたらいいのか、どうやったら上手く伝えられるのか、生徒も工夫しながら授業に取り組んでくれます。
授業をより良く、より楽しくするためのアイデアとして、取り入れていただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今後も授業のタネを発信していきます。お楽しみに。