餃子が好きという話
定期的に食べたくなるものの一つ。楽しい思い出が割とくっついているのも。失敗しかけてもリカバリーしやすいのも。そしてお題の主の理屈っぽくも熱いコメントにぐっときたので。
渡米してからも頻繁に食べています。主にTrader Joe'sの冷凍だったり中華かアジア料理店のテイクアウトだったり。
そして年末年始はついに手作りしてしまった。思えば一人で自分のためだけに作るのは初めてで妙なドキドキ感を覚えつつ。具は、ターキーミンチ(豚肉は手に入るがターキーが好きなので)とケールと刻んだキムチ、あと気付いたので冷凍庫に残っていたきざみ葱も。味噌・ショウガ・ニンニク・醤油でしっかり下味をつけて、包み始めたら手が覚えている。フライパンが小さいかつ蓋を持っていないことに並べてから気付き、一回り小さい鍋の蓋で代用。酢醤油はアップルビネガーとポン酢で。思わずやっば、とつぶやいてしまうくらい美味しかったので再挑戦しようと、以降、食べるラー油と100枚入りの皮は備えてある。
先週、新しくオープンした餃子メインの中華料理店でテイクアウトしてきたところ、これまた食感がしっかりしている系のびっくりする美味しさだったので、しばらくまた米国餃子ライフは安泰である。
海外生活における餃子の思い出といえば、ポーランドにもある。ルームメイトが上海出身で、なぜ持ち込めたのか疑問なくらいの各種本場の調味料を使って日々自炊をするタイプだったのだけれど、その子が手作りした餃子の皮がつるつるもちもちでまあ美味しかったこと(なお小麦粉は現地購入)。それに、アジア人グループでせっせと包んだのも楽しかったし、そのルームメイトに教えてもらった包み方がしっかり口が閉じる上に時短で、帰国後の大量餃子作りの機会には大いに役立った。同じ寮で生活する交換インターン生同士での各国料理持ち寄りパーティー用に作ったはずが、あまりに美味しくて結局ほぼ自分達だけで完食してしまったのも良い思い出。
お題の趣旨として日本の話もしなければ。
母から教わりながら初めて作ったときのことはもうあまり覚えていない。それくらい実家でも定期的に作っていて、綺麗な羽を作る方法を研究していたブームもあったほど。具は豚とニラ、コチュジャンか味噌にショウガとニンニクで下味。研究室でも定期的に餃子を作る機会があり、そこで白菜派の存在と水気を切るというひと手間の効果を学んだ。経験を積むほどに一枚当たりに包める具(タネ)の量が増えていくというスキルアップを実感できるのも餃子の良いところ。綺麗なアーチ型の包み上がりが並んだ状態は壮観よ。
外食では、結局餃子の王将が好きです。大阪王将はごまダレが好きだけれど餃子は個人的に京都の方に軍配。あとはめったに食べられないけれども、桃谷楼の国産にこだわったたっぷりとした一品も、味が上品かつ具のバランスも良くて推しである。ラーメンはそこまで好きではなくても、ラーメン屋に行く機会があるとどうしても半餃子を一緒に頼まずにいられず、とても食べる人のように見られる、そして、あ、におい、、となるけれども、毎度誘惑に抗えない。