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デジタル教科の行くへ
中教審部会から2030年度を導入想定として、デジタル教科書が正式教科書に位置付ける方向に入ったようだ。
現在もデジタル教科書は紙の教科書の代替教科書として利用されている。確かに文字の拡大や動画、音声のコンテンツなど紙の教科書ではできない便利な教材として利用されている。
でも・・。
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現実問題として、デジタル教科書だけになってしまうと課題は多いように感じる。大きな問題はクラウド利用になるはずなので、ネット環境がストップしてしまうと教科書そのものが使えなくなってしまう。今なら、ネット環境がストップしても、教科書があれば授業は何とか成立する。しかし、ネットが止まれば何もできなくなる。(実際はドリルをコピーしたりで何とか対応するんだろうけど)
教科書採択に当たっては、紙の教科書かデジタル教科書か選択できるそうだが、現場感覚としては、紙の教科書を選択する学校が多くなるんじゃないかと感じている。今の教科書でもQRコード利用で結構でデジタルコンテンツとはリンクされているし、紙媒体でももっといろんなデジタルコンテンツとの連携が図れそうにも思う。
海外ではデジタル教科書から紙の教科書へと逆戻りしている国も出てきたとの情報もある。やはり、紙文化はそう簡単にはなくならないし、なくしてはいけないようにも感じる。
ICT支援員としては、デジタル教科書が導入されれば、仕事は増えていくのでやりがいという点ではプラスなんだが、子どもたちの未来という点では、紙媒体とデジタルを上手く使いこなすリテラシーを持って欲しいなと思うのが本当のところ。
2030年といえばあと5年だが、今後AIが急速に進化してしまうと、教育もデジタルの波に完全に飲まれていく感じもするんだが、だからこそ、アナログである紙を何とか残してデジタルと融合させる方法はないものか、是非探っていただきたい。
でも、5年後にはタブレットでなくApple Vision Proみたいな眼鏡を全員かかけて学習しているようなことも想像されるので、5年後の姿が全く見えない。紙の教科書、デジタル教科書なんて言うレベルではなく、学校そのもののあり方がガラッと変わっていることも有りうるのかな。
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トランプ政権になって、AI開発の規制が緩くなるみたいなので、一気にこの分野は発展して、社会も大きく変化するだろうし、教育も当然影響を受けるだろうから、トランプ政権のこの4年が2030年の日本の教育に及ぶ影響も大なんだろうなって思う。
今日はちょっと呟いてみました。