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タブレットだからできること
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三学期が始まりました。多くの子どもたちは学校を楽しみにこの日を待っていたと思いますが、子どもによっては学校に行きたくない子どももいたのではないでしょうか。
そんな中、ある先生から相談を受けました。冬休みでタブレットを子どもが持ち帰っているので、不登校気味の子どもとミートで連絡を取ってみたいとのこと。
不登校の子どもについては、今までは電話連絡や家庭訪問などで子どもの様子を伺うしか方法がありませんでした。でも電話は声だけなので、表情がわかりません。家庭訪問に越したことはないのですが、授業の準備や雑務などなかなか時間が取れません。遅い時間帯に家庭訪問をするのもお互いに気を使います。
でも
そう、タブレットを使えば、その子の顔を見ながら話ができます。プチ授業だってできてしまいます。これこそ、タブレットが学校に入った一つのメリットではないでしょうか。
ミートで子どもと会話
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子どもは一学期には学校に来ていた子どもで、その時にクラスルームやミートなどの使い方はマスターしています。なので、今回、先生からクラスルームのストリームに貼り付けられたアドレスをクリックして簡単にミートを開いて早速会話をしていました。子どもと先生と関係ができていれば、教室に来にくい子どもも先生と繋がることができます。先生も子どもの顔を見ながら会話ができるので安心です。
学校によっては、保健室登校の生徒と学級をミートで繋げて授業をする学校も増えてきています。一度不登校になってしまうと、学級への敷居はとても高くなってしまいます。その結果、学習も遅れることになりますが、実際の授業にミートで参加(当然見るだけにはなりますが)することで、少しでも学力の遅れを補うことができます。ドリル学習なら遠隔でも普通に参加して、定着度を確認することもできます。
こうした動きがこれからも増えてくるのではないでしょうか(続く)。