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一人でも多くの先生が、子どもたちが利用するために

GIGA構想のもと、一人一台のタブレットが全国の子どもに配布されて授業が行われています。しかし、一年たった今、それが有効に使われている学校とそうでない学校との格差が確実に広がっているように思われます。そして,もう一つの課題は使われる内容の格差ではないでしょうか。

ICT授業

まだ使っているだけマシとは言えますが、この機器ただ使っただけでは子どもたちの能力の可能性を広げることには繋がっていかないではないかと危惧します。

この学校の格差、先生の格差はどの自治体や学校でも大きな課題となっていると思われます。そこで、提案です。

最終的にはすべての先生、すべての子どもがその機器を有効に活用することが目標ですが、それは今すぐにというわけにはいきません。それが現実です。

先生は大きく3つに分類されます。
1つはどんどん工夫しながらタブレットを利用している先生。
2つはタブレットを利用したいいんだけど、どのように利用したらいいかわからない先生。
3つはタブレットを利用したくない、できれば避けたい先生。

3つ目の先生は特に高齢の先生に多く、自分の授業を崩したくない先生に多いですが、この先生を振り向かせるのは非常に難しい面があります。これは時が解決するのかもしれませんが・・・。

黒板にこだわる先生

そこで、ひとまず3番めの先生はおいておいて、2番めの先生をどうするのかということです。

2番めの先生の課題は、やりたい気持ちはあるのだけど、活用の仕方がわからないということです。だから、やり方さえ理解すれば、実践する先生方です。

そのやり方をどう提示するのかがクリアできれば、課題は解決の方に向かっていきます。しかし、今の時点でこの提示が案外難しいんです。

巷には、多くの本やサイトなどに実践例が多く載るようになってきましたが、まだまだばらばらなんですね。
また、本で読んでも、実際にやってみないとイメージがわかない、でも子どもたちは実験台ではないので、そう変な授業もできない。

積極的にICTを利用する先生

ということで、2つの提案。

1つは、ばらばらになっている授業を、単元ごとに利用しやすくまとめたものを作る。
もう1つはタブレット授業動画集をつくる。一般的な授業動画は色々あるが、タブレットを利用した授業動画はまだまだ少ない。

ただ、タブレット授業動画は、実際の授業の方がリアルだが、子どもの人権や著作権の関連もあり問題ですが、その市町村内の先生しか見ることができないサーバーなどを確保すればクリアできるんではないでしょうか。あくまでも見ることができるのは、教育関係者のみ。

この2つができれば、2番めの利用したいけど、その方法が分からないという課題はある程度クリアできるんじゃ無いでしょうか。

でも、ここで大きな問題が。

重い課題


それって誰が作るの。当然ICT支援員でしょう。ということで、考えはついたが、さらに重い課題がのしかかってきたICT支援員日記でした。(続く。)


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