図書館が持つ3つの顔
こんにちは。所長です。
ICT支援員をしながら通信制大学で教職を学び、卒業論文でICT活用に関する考察を執筆した私ですが、その執筆の中で「図書館」の存在と、図書館活用がICT活用と密接な関係にあることを知りました。
そこで今回は、図書館司書教諭を取得したときに学んだ「学校図書館」のあり方について紹介します。
図書館は本を読むだけの場所じゃない
学校の図書館は戦後の1947年、学校教育法によって学校において必要不可欠な施設と位置づけられました。
そのため小学校から大学まですべての学校に存在しています。
そんな学校図書館も、おそらくイメージとしては
本を借りたり返したりする
本を読むところ
宿題をするところ😅
ではないでしょうか。
いえいえ、それだけではないんです。
学校図書館が持つ「読書・学習・情報」
実は、学校図書館法の中に、図書館の3つの役割が示されています。
1つ目は「読書センター」です。
これは読書の指導や読書活動を促すことで学習への興味関心、豊かな心と人間性、教養を育む意味を持っています。
2つ目は「学習センター」です。
子どもの自発的な学習活動を支援したり、授業の内容理解を深めたりする意味を持っています。
そう考えると、図書館で宿題をするのもあながち間違ってないのかもしれませんね。
そして3つ目は「情報センター」です。
子どもたちや先生が求める様々な情報に対応する、情報収集や活用に必要な能力の育成をする意味を持っています。
特に私は「情報センター」の役割に注目しています。
現代は非常に高度な情報社会です。情報の細かい分類については後述するとして、GIGAスクール構想による一人一台端末が本格化する中で、情報を取り扱う能力の習得は今まさに強く求められています。
それを考えると、やはり情報センターとしての図書館のあり方って、もっと認知されるべきじゃないかな、と思います。
いかがでしょうか。
確かに言われてみると、図書館はありとあらゆる資料が保管されている、まさに情報の宝庫。
もしこの記事を読んで、図書館の見る目がちょっとでも変わってくれたら嬉しい限りです。
課題解決学習を明確化した記事もあります。こちらもぜひご覧ください。