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#仕事

彩りと日常 第三話

彩りと日常 第三話

第三話 「シルバーマジック」

「ドサッ・・・ドサッ・・・」
この仕事を始めて、この瞬間が1番嫌いだ。
湿り気のある空気と共に、食材の匂いが鼻をつく。
「残さないで。と、いつも言っているのに……」
ゴミ箱の中には、ほうれん草のソテー、白身魚のフライ、白米、といった給食の残飯がそれぞれの色彩を放ち、主張し合う。
つい45分前まで生徒の食事として、最新の注意を払って提供されていた調理済みの食材たち。

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彩りと日常 第二話

彩りと日常 第二話

第二話 ブラウンベージュ
「だから、しないってば!」

駅前のスクランブル交差点の真ん中近く、私はスマホ越しに大きな声をあげた。

反応して、行き交う人たちの視線が私に集まるのを感じる。思わず点滅している信号の横を足早に通り抜けた。

……はずかしい。

手元のスマホが気に掛かる。
いつの間にか、耳から通話中のスマホを遠ざけてしまっていた。母親が言いたいことは、聞かなくてもわかっている。

でもこ

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彩りと日常 第一話

彩りと日常 第一話

【あらすじ】
学校現場は教師と児童、生徒だけで構成されているわけではない。

現場を支える多くの大人があってこそ、成り立っている。

学校を舞台とした話は数多くあるが、スポットがなかなか当たらない大人たちがいる。彼らにスポットライトをあてることで、違う角度から、「学校という日常」を感じられる短編4部作

第一話 「マーブルオレンジ」
16時半になると、はじめる仕事がある。
校舎の見回りと、カギ閉め

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84 1年生を終えます

84 1年生を終えます

あらためて、もうすぐ一年。

昨年の5月末、初めてのKindle書籍を出版しました。

パズルの鍵となるピースをはめたみたいに、パズルがどんどんはまり、人生が進み始めた。

お伝えできる範囲で振り返ろうと思う。

◾️一年で5冊の本を出版
◾️内一冊はコミュニティでの合作
◾️教員×Kindleのコミュニティを2つ運営
『教員まなびの本屋』
『教員Kindleラボ KindEd(カインデッド)』

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