「介護×プロダクト」で未来を変える ─ 挑戦し続けるプロダクトマネージャーの軌跡
イチロウメンバーのインタビューシリーズ第30弾!今回は2019年4月に入社し、現在プロダクトマネージャーとして奮闘中の勝川さんにお話を伺いました。
これまでのキャリアと介護現場での気づき
── まずは簡単に自己紹介をお願いします!
はい、大学では主に福祉領域を専攻していました。3年生の時、研修で障害者施設を訪れる機会がありまして、その時に現場で働く人たちの姿を見て「福祉業界で働きたい」と強く思うようになりました。
── 現場での経験がキャリアの出発点になったんですね。その後はどのようなキャリアを積まれていったんですか?
新卒で介護施設に総合職として入社し、最初の半年は現場で夜勤を含む介護業務を経験しました。利用者の方々と関わる中で、命に関わる仕事の尊さを感じる一方、現場と経営のギャップに課題を感じることもありました。その後、相談員や営業に異動し、現場目線や複合的な視点で介護そのものをインプットしていく中で、「業界全体の仕組みを変えたい」と考えるようになりました。そのタイミングで代表の水野さんと出会えたことも大きなきっかけになりましたね。
── なるほど、水野さんとの出会いと介護の仕組みを変えたいという気持ちがイチロウへの入社に繋がったんですね。
はい。イチロウの理念に共感したのが大きかったです。「現場の課題をプロダクトで解決する」というアプローチに可能性を感じ、入社を決意しました。
プロダクトマネージャーへの転身
── イチロウに入社されてから、プロダクトマネージャーとしての役割を任されるようになった経緯を教えてください。
入社後はカスタマーサクセスとしてお客様対応を担当していました。現場で直接利用者の方々やヘルパーさんの声を聞く中で、「この課題をプロダクトを通じて解決できるのでは?」と考えるようになりました。そんな中、会社からプロダクトマネージャーとしての役割を任されることになり、思い切って挑戦することに決めました。
── カスタマーサクセスの経験が、プロダクトマネージャーの仕事にも活きたんですね!最初はどのようなことに取り組まれたんですか?
まずは、ユーザーから上がってきた課題をどのようにプロダクトに落とし込むかを学ぶところから始まりました。これまでのカスタマーサクセスでは「目の前の課題をどう解決するか」が主な仕事でしたが、プロダクトマネージャーでは「将来のメンテナンスコスト」や「本当に必要な機能かどうか」を見極める視点が求められ、初めは戸惑いもありましたね。
プロダクトマネージャーとしての発見と成長
── プロダクトマネージャーならではの難しさですね。具体的にはどのような発見がありましたか?
一番感じたのは、ユーザーの声をそのまま受け取るのではなく、背景にある本当の課題を掘り下げることの重要性です。例えば、「この機能が欲しい」と言われた時、その要望をそのまま形にするのではなく、なぜその機能が必要なのかを深掘りして考える必要があります。本質的な課題を見極めることで、本当に役立つプロダクトが生まれることを学びました。
── なるほど、課題の本質を掘り下げる力が重要なんですね。掘り下げた後に、具体的なアクションを取る際に難しさを感じることはありますか?
そうですね。課題を特定すること自体も大変ですが、その課題をどう解決するかを具体的なプロダクトの形に落とし込むところについても、難しさを感じます。たとえば、利用者側から「もっと簡単に使えるようにしてほしい」という漠然とした要望が寄せられた時、それをどう具体化するかが鍵になります。解決策を選択する際には、チーム全体で議論を重ね、ベストを模索しています。
現場に寄り添う改善とユーザー体験の向上
── これまでの経験やプロダクト開発を通じて、どのようにユーザー体験を向上させたいと考えていますか?
はい、現場で働く方々が「これなら使いやすい」と感じてもらえるプロダクトを届けたいと思っています。ただ、正直なところ、まだまだ課題が多いのが現状です。例えば、操作をもっと直感的にすることや、使っていてストレスを感じないデザインや機能の追求が必要だと感じています。こうした課題に一つ一つ向き合いながら、現場の負担を少しでも軽くできるよう取り組んでいます。現場の声を聞く中で、「こういう機能があればもっと便利になる」という意見を形にできると、手応えを感じることがあります。もちろん、すべてが完璧とは言えませんが、一歩ずつ進んでいるという実感もあったりします。最終的には、現場で働く方々が仕事に集中できる環境をプロダクト面から作り出していけたらと思っています。
── 取り組みを進める上で、どんなことを大切にされていますか?
一番大切にしているのは、現場の声を丁寧に聞くことです。それをプロダクトにどう反映させるかが自分たちの役割だと思っています。ただ、全ての要望に応えられるわけではなく、「ここを改善すれば現場の負担が減る」というポイントを優先して取り組んでいます。そうやって少しずつでも進めることで、「ちょっと使いやすくなった」と感じてもらえると嬉しいです。また、エンジニアやデザイナーと一緒に進める中で、チーム全体で課題解決に取り組むことも意識しています。プロダクトマネージャー一人では実現できないことも、チームで話し合うことで新しい視点が生まれたり、解決策が見えてきたりします。そんなプロセス自体が、自分にとっても大きな励みになっています。
今後の目標&求職者の方へメッセージ
── 今後の目標を教えてください。
今後も、プロダクトマネージャーとして必要な学びを貪欲にインプットしながら、これまで現場で培った経験を活かしつつ、現場の課題を一つひとつ着実に解決していきたいと考えています。イチロウはまだ成長途中で、取り組むべき課題もたくさんあります。その中で、少しでも使いやすいと感じていただけるプロダクトを作り、ユーザーの負担を軽減できるよう努力していきたいです。また、目の前の課題に真摯に向き合いながら、少しずつ積み重ねていくことで、「イチロウがいて本当に助かりました」と一人でも多くの方に思ってもらえるようなプロダクトを目指したいです!
── 最後に、イチロウで働きたいと考えている方にメッセージをお願いします!
イチロウには、現場の声を大切にしながら、それをプロダクトに活かして課題を解決するという使命があります。現場の課題解決に情熱を持って取り組みたい方には、ぴったりな環境だと思います。一緒に新しい介護の形を作りましょう!
── ユーザーの声に寄り添い、課題解決に挑み続ける勝川さん。その誠実な姿勢と現場における高い解像度を持って、介護の未来を変えるプロダクトの新たな可能性を切り拓いてくれることを期待してます!最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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