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ブランディング・デザインを考える

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【言葉にならない想いや形にならないイメージを、思いやりをもって人に寄り添い、見て聞いて触って分かるものに変換する】デザイナーとして私にできることは何か?その模索の記録 / ブラン…
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依頼する側もされる側も覚悟が必要です

何をするにも覚悟は必要。 途中で辞めてはいけないとか、 この道!と決めてただ一直線に突き進まなければいけないとか、 そういう「must=〜しなければならない」で縛りつけることではなくて。 やる。 そう決める。 ただそれだけ。 それだけだけど、とても難しいと感じる。 やると決めたのに何かと理由をつけてやらなかったり。 この人に任せたら、あの人に頼んだらと他者に丸投げになったり。 そんなときはやっぱり、 やる!と決められていない。 自分自身が腹を括れていないということ。

デザインには人の心を動かすパワーがある

アイスを食べました(こんな時間に)。 森永乳業さんの、リプトン ミルクティーサンドアイスです。 食べるのが大好きな私。 お菓子やアイスのパッケージを見ると心が躍ります。 どうしてブルーの光沢感のある袋が使われてるのかな? 「MILK」の「I」の遊び心、素敵! Liptonの周りが、紅茶とミルクとホワイトチョコであることを表現しているの、スゴイ! 「アイスミルク」の下部分が余白多めなのは、商品が入って膨れた時に絶妙な位置になるように設計されてるのでは? などなど。 まじ

秀逸なロゴをみつけるとニヤついてしまうデザイナーのつぶやき

デザイナーあるあるかな、と思うこと。 冷蔵庫から手に取る食品のパッケージや、郵便受けに入れられるチラシなど、 日々の生活の中で目にするフォントがやたらと気になる。 同じように、 街中で目にするお店やサービスのロゴをいちいちまじまじと見てしまう。 そして、 「すごく良いっ!」と思うフォントやロゴに出会うと、なんだか嬉しくなる。 すごく得した気分。 指一本分もデザインについて考えることのない夫に、 「あのロゴ素敵っ!」 と意気揚々と報告してしまう。 そんな私は、 自分の

「どうしたら?」とHowを探す前にWhyをみつけにいこう

モノ。 コト。 トキ。 イミ。 移り変わってきたけれど、 今、時代は「エモ消費」に移行しているそうだ。 そんな新しいマーケティング情報を目にすると、 どうしたら『エモ』を起こせるかな? と、Howに頭を巡らせてしまう。 Howはとっても大事。 どんなにいいモノでも、伝わらなきゃ意味がない。 だけど私が言いたいのは、 Howの前にWhyはありますか? ということ。 なぜそのサービスを提供しているのか。 なぜその事業を行なっているのか。 Howばかりを追っかけても、

Webサイトを継続的に更新するには仕組み化が大事

「Webサイト、更新してくださいね」 自社のWebサイトをつくった、あるいはリニューアルしたとき、必ずと言っていいほど言われるこの言葉。 「耳が痛い」 そう思ったそこのあなた。 分かってはいるけど、なかなかうまくいかないと悩まれているのではないだろうか。 耳にタコができるほど言われているかもしれないが、 Webサイトはオープンしてからがスタートライン。 育てていくもの。 せっかくお金も時間も労力もかけてつくった格好良いWebサイトも、 更新しなければ逆にブランドイメ

自分の強み探しは苛立ちの感情から

当たり前にしていること。 息を吐くようにしていること。 それはとんでもない特技だ。 って聞くけれど。 当たり前なもんだから、 自分の当たり前が分からない。 こうありたい、は思うけど、 これ強みです、と自信満々には言えない。 こんな悩みをもっていたら、 私の今日の気づきが参考になるかもしれない。 当たり前にできることは、あなたにとっては世界の常識。 だから、周りの人ができていないと「何故できないのか」と苛立ちを覚える。 そんな感情に出会ったら、 強みをみつけるチャ

ブランドの世界観を可視化するシンプルな方法

ブランドをどのように表現するか。 シンプルな相反する言葉たちを並べて、 自分のブランドのもつ世界観を可視化してみることにしました。 自社のブランドをどう表現していこうかと悩まれている方の参考になれば幸いです。 以下の言葉を並べて、 自分のブランドはどの傾向があるのかを書き出しました。 (とあるセミナーでもらったワークシートを参考にしました) 文章という形式の都合上、どちらかに振り切ってしまっていますが、 クール30%、ぬくもり70%だよね、 という感じで、中間値をと

伝える力を磨く日々の習慣

日本語は美しい。 嬉しい。 楽しい。 悲しい。 寂しい。 そんなストレートな言葉だけでなく。 舞い上がるような。 心踊る。 切ない。 人肌恋しい。 繊細な心を表す表現がたくさんある。 伝えたいことが相手に伝わらないと感じている人は、 自分の中の感情や意見を言葉に変換するプロセスで少しだけ立ち止まってみて欲しい。 多種多様な表現のある日本語は、 同じような意味だけれど少しずつ感じ方や印象が違う。 自分の今の感情には、 どの表現がフィットする? 「舞い上がるような

ブランドを磨き続けるということ

自分というブランドのアイデンティティは、 初めはとても粗いものだ。 繰り返し、向き合いつづけるけれど、 ぐるぐると同じところを回っている気がする。 少しずつ磨かれて、 少しずつ解像度が上がる。 研ぎ澄まされるほど、伝わる。 言葉も、見た目も。 こころに真っ直ぐにつながることができれば、 真っ直ぐに表現できる。 私のビジョン。 『好きをつなげて心豊かな世界を作る』 「心豊か」の解像度が荒くて、 でも、大事なものは肌感では分かっている。 言葉にはまだならない。 そん

自分という個性を輝かせるために必要なこと

選択をすること。 自分で選ぶこと。 それは、毎日の些細なことから、 大きな決断まで。 自分で選ぶことで、 自分の人生を生きることができる。 選んだから、 満足する。 納得できる。 心が満たされる。 だけど同時に、 選ぶことは怖いこと。 何かを選ぶということは、 何かを手放すということ。 右手と左手しかないから、 あれもこれもは選べない。 与えられた時間も、 みんな一緒。24時間。 自分の中の何かを、 ひき算してシンプルにする。 不必要なものを手放す。 何

言葉を集めて振り返る|ブランドアイデンティティの探し方

「誰のために、 どう役に立ちたいのか」 今ふと立ち止まって そんなことを考えているあなたへ。 やりたい気持ちに嘘をつけず、 目の前のことに一生懸命に取り組んだ。 初めてのことにワクワクし、 戸惑い失敗し不安にかられた。 それでも続けた。 楽しそうと感じる方へ、 直感を信じて進んだ。 だんだんと軌道にのって、 応援してくれる人が増えた。 仲間もできた。 でも、ふと立ち止まって考えてみる。 「私の本当にやりたいことは、これであっているのかな」 そう考えるようにな

ブランドアイデンティティのカケラを探しに

年末年始は、一挙放送やスペシャルドラマ、ロードショーなどたくさんのドラマや映画が放送された。 夜更かししてたくさん観たという人も多いのではないだろうか。 「あー、面白かった」 そんな感想で終わるなんて、もったいない…! 心にとまったセリフや、ぐっと涙が溢れそうになったシーンがあったら、 それは記憶に残るほど感情が揺れ動いたということ。 その感情の動きから、 あなたの「大切なもの」=「ブランドアイデンティティのカケラ」を見つけにいこう。 「なぜ? 心にとまったのか?」

自己理解は「素直さ」から

がむしゃらに走っているけれど 自分のやりたいことが言語化できない。 だから、 手段ばかりを探してしまう。 自分と向き合い言葉にすることは、 そんなに簡単ではないと私自身の体験からも言える。 自分の中の「大切なこと」を見つけるためには、 他者の視点がとても大切。 自分で背中を見ることができないように、 自分がどんな人間であるかを自分だけで理解することはできない。 人間関係は、自分と他者。 その関わりで生まれる。 関わりの中であなたの個性が、 良い方に働くこともあれば

コンセプトを貫けば心も貫ける

イライラした日は、 寝かしつけの後に美味しいものを食べる。 今日はもう! 一日中イライラしてて、疲れ果てて。 だから、 満を持して登場した。 『チョコホリックモンスター』 22時を過ぎてこれを食べるなんて…。 背徳感がハンパない、チョコづくしの大きなアイス。 4種のチョコの味と食感を存分に味わって。 乱れた心を落ち着かせながら苦いココアをすすった。 底面に入れられているラム酒入りのチョコが好きでした。 美味しかったので、また買いたい。 そう思い、ふと商品名で検索し