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「侵略」という話

「侵略」という話

日本政府はロシア連邦のウクライナ侵攻を「侵略」と認定しました。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6419436

暴力による解決が、贅沢な世界になってしまいました。#blackjoke

早期停戦を祈りつつ、
少し考えてみましょう。

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ようこそ。門松一里です。静かに書いています。

いつもは、
「あまり一生懸命になるな」という話
https://note.com/ichirikadomatsu/n/n081dd28c9a6c
とか、
「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話
https://note.com/ichirikadomatsu/n/n416e39d84b94
を書いていますが、本当はノワール作家です。

という話(ik)-2

という話(ik)を連載しています。

こちらは調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」――エンタテインメント(娯楽)作品です。※虚構も少なからず入っています。

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『「戦争」という話』で、

戦争が始まれば否応なく大事は進んでいきます。
個人の思考や組織の都合や国家の利権など関係なく。

と述べました。
https://note.com/ichirikadomatsu/n/nfee9f753a709

積木倒しになるのが分からないのかしら。第一次世界大戦があれほど長くなるとは当時は考えていませんでしたが、今誰もが結末を知っているのに始めてしまいました。困ったことに止めると被害が拡大します。止めなくても拡大します。
民主主義の基本は全員がルールに従うことで、誰か一人(強者)が割り込みすれば必ず渋滞する欠陥があります。#そして弱者が血を流す
国連の安全保障理事会は25日、ロシアのウクライナ侵攻を非難する決議案を採決したが、ロシアが拒否権を行使し、足並みはそろわなかった。

繰り返しますが、暴力による解決が、贅沢な世界になってしまいました。#blackjoke

こうなってしまうと、共和政ローマでしたら独裁官(ディクタートル)の出番になる訳ですが、民主主義ですとそのまま独裁者になってしまいます。#blackjoke(独裁者の語源)

民主主義は独裁者と相性がよいのです。#blackjoke

ですから、米国大統領の任期が二期八年までのように、多くの国で多選が禁止されている訳です。けれどこのままでは、ロシア連邦は終身大統領をうみだしてしまいます。

また、「ロシア連邦が国際連盟を脱退するのでは?」という意見もあるようですが、上記のように話し合いの席にいる限り、対話しているという姿勢があるので楽なのです。これが先の国際連盟と違う点です。

たとえば、1971年10月25日のアルバニア決議によって、中華民国(台湾島)は国際連合安全保障理事会常任理事国の座を失い、中華人民共和国(大陸)が常任理事国になってしまいました。

このとき中華民国は国際連合を脱退しまったので、中華人民共和国が拒否権をもっている限り再度加盟することができなくなりました。

中華民国は、中華人民共和国によって国とは認められていません。

筋から言えば、英国は香港を中華民国に返還すべきだったでしょうに。#blackjoke

一方、ロシア連邦は常任理事国であるソビエト社会主義共和国連邦を継承しています。

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自由の国であるアメリカ合衆国は絶対君主制が嫌いな民主主義の国です。特に社会主義が大嫌いです。

よく勘違いしている人が多いのですが、社会主義も民主主義の一つです。王様がいないので。

いまだに軍事政権の国もあります。日本国は明治維新の前までは軍事政権でした。

逆にいうと、軍事でしか国内をまとめられなかった(対外的にそうせざるをえなかった)とも言えます。

今は民主主義の時代ですから、軍人ではなく文人が国のトップであることが多いです。

文人というくらいですから、教養ある人です。昔は詩の一つもかけるほどの文才がないとなれませんでした。

この文人の官僚と社会主義がとても相性がよかったのでしょう。第二次世界大戦後の1949年の建国以来、中華人民共和国は73年の歴史があります。なお、中華民国の建国は第一次世界大戦前の1912年です。

いつの時代でもそうですが、外敵をたおしたら内戦です。第二次世界大戦後、日本をたおした中国は国共内戦に突入します。中華民国国民政府の国民革命軍と、中国共産党の紅軍との内戦です。結果、中華民国は負けて台湾に逃げます。

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「暴力は何も解決しない」
よく聞く言葉ですが、本当にそうでしょうか。

「ペンは剣よりも強し」ともいいますが、これはエドワード・ブルワー=リットンの脚色された歴史劇『リシュリューあるいは謀略』の台詞です。

リシュリュー枢機卿は多くの政敵を葬った人です。そういえば、慶應義塾大学のシンボルがペンマークですね。

皮肉なことに、暴力はあるていどの結果を出しています。

「暴力、むきだしの力は、歴史におけるほかのどの要素にくらべても、より多くの事件を解決しているのだ。この反対の意見は、それらの事件の最悪状態における希望的観測にしかすぎないのだ。この根本的事実を忘れた種族は、人命と自由という高価な代償を払わされてきたんだぞ」
——ロバート・A・ハインライン『宇宙の戦士』(早川書房)

これは、「何事も暴力では解決しない」という女生徒の意見に対しての〈歴史と道徳哲学〉先生の台詞です。#blackjoke

自衛権は必ず必要です。武装を解除したらまず間違いなく蹂躙されます。

ところで、北方領土はいつ返ってくるのでしょうか。#blackjoke

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https://www.bbc.com/news/world-europe-60541752
Germany to send weapons directly to Ukraine

意外だったのは、ドイツ連邦共和国のウクライナへの武器供与ですね。「ヘルメット5000個」を送るといっていましたから。#本当

ウクライナは第一次世界大戦では東部戦線があった場所なのです。#いっぱい死にました
独ソ戦ではドイツがキエフを陥落させています。#いっぱい死にました

ですから、この地に武器を供与することはかなり慎重だったのです。ままそれだけロシアが無茶をしたのです。

「エネルギー問題をどうするのかしら」と思いますが、それでもやるしかないのでしょう。でないと、国際社会から孤立しますので。

この後は、全員がややこしい事をしなければならなくなります……。頭の痛いことばかりです。

切に平和を祈ります!

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