門松一里

静かに書いています。作家/写真家 https://www.amazon.co.jp/-/e/B00K2GC4I8 【街角のクリエイティブ】http://www.machikado-creative.jp/author/53/ 【ik137】https://ik137.com

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  • という話

    【という話】リスト https://note.mu/ichirikadomatsu/n/n8e1f09d10624 【「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話】リスト https://note.mu/ichirikadomatsu/n/n416e39d84b94

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    【小説】リスト https://note.mu/ichirikadomatsu/n/nd1a291c6f1ff

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    調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」をお楽しみください。 【解説】リスト https://note.mu/ichirikadomatsu/n/n2b80b4b9228c

  • 「東アジアの思想」という話

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「あまり一生懸命になるな」という話

何事も必至になるというのは大切なことです。 でも、あまり必死になり過ぎるというのもいけないことです。 「一生懸命(いっしょうけんめい)」という言葉は、もともと「一所懸命(いっしょけんめい)」でした。十四世紀の『太平記(たいへいき)』(※)にある言葉ですので、とても由緒正しい言葉です。 ※『太平記』は、応安(1368年~1375年)~永和(1375年~1379年)ごろに成立したといわれています。 「一所懸命」は「一つの場所に生命を懸(か)ける」――「賜(たまわ)った一つの領

    • 「文楽」という話

      「文楽」という話 先日、文楽を楽しんできました。 といっても東京ではなく、大阪です。 というのも、文楽の発祥の地は江戸ではなく大坂で、国立文楽劇場は大阪の日本橋(にっぽんばし)にあります。 劇場の前には大阪の台所の黒門市場、ちょっと隣に行けば #でんでんタウン があります。 なお、でんでんタウンにあった喜多(きた)商店のキャッチコピーは「来た、見た、買うた(こうた)」です。 cf. 〝Veni, vidi, vici〟 ガイウス・ユリウス・カエサル「来た、見た、勝っ

      • 「習い事」という話

        「習い事」という話 習い事の月謝は新札がマナーだとか。 私見――習い事に新札(ピン札)ですか。昭和じゃああるまいし……。 * ただ、予定されていることは、きちんとしておこうというのが日本人の美学です。 少なくとも一昔前まではそう教わったものです。 「予定されていること」=「吉事」です。 反対は「予定できないこと」=「凶事」です。 吉事をきちんとしておくことで、凶事にそなえておく(用心しておく)という話です。 日ごろから真面目にしていれば、些細な雑事で心をいたむ

        • 「ドレスコード」という話

          「ドレスコード」という話 私個人はファッションにまったく興味がありません。 終) #joke, #joke けっこう「おしゃれですね」と言われますが、セットアップをパターン化しているだけです。 「フェラガモって鳥の種類?」というほどブランドを知りません。 cf. Salvatore Ferragamo――フィレンツェのファッションブランド。靴が有名。 なお、冬の鴨(かも)は脂がのっていて美味です。 * まあ人って、見た目でしか判断しません。ヒトも動物ですからね

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          小説『デジタルドライブ 黄泉がえり機構』(2)

          小説『デジタルドライブ 黄泉がえり機構』(2) 〝Digital Drive; Strange Case of Resurrection Machine〟 2.  風の音で目を覚ますと、シーリングファンが回っていた。羽根を数えた。目が回る。 「起きたようだ」 「よく分かるわね」 「意識の起伏が色で見える。――お嬢さん、お名前は?」 「……(動けない)」  男女の声がするほうに顔を向けようとしたが、首が固定されていた。  視線の端に、人影が見える。 (ここはど

          小説『デジタルドライブ 黄泉がえり機構』(2)

          小説『デジタルドライブ 黄泉がえり機構』(1)

          小説『デジタルドライブ 黄泉がえり機構』 〝Digital Drive; Strange Case of Resurrection Machine〟 1.  盗難日時がはっきりしなかった。  部外者――探偵がいなければ、盗まれたという事実さえ認識できなかっただろう。 「手間だな」  オーストリッチの革椅子を回転させた茶泉珠子(さいずみたまこ)博士が外を見た。  春の彼岸。夕暮れ。明日は春分だ。 「久方(ひさかた)の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ……」紀

          小説『デジタルドライブ 黄泉がえり機構』(1)

          「PCの違和感」という話

          「PCの違和感」という話 Windows 10を使っていて、多少違和感が……。 何か動きに機敏さがなくなっていくのです。 「そろそろ時期かしら? ……やっぱり」 〈Windows 10のサポート期限が2025年10月14日〉 サポート期限の一年前になると、だいたいこうなります。 Microsoftから(静かですが)「OSといっしょにパーツを買い替えろ」とのお達しです。 Appleはその点はっきりしています。 OSが更新されなくなります! (こちらは「本体ごと買

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          「合理的に失敗する」という話

          「合理的に失敗する」という話 cf. 「人間や組織は合理的に失敗する」 #菊澤研宗 #山口周 #取引コスト理論 #損得計算原理 組織の不条理を超えるために、求められる「主観的な価値判断」 その1 人間や組織は合理的に失敗する - Executive Foresight Online:日立 https://www.foresight.ext.hitachi.co.jp/_ct/17347240 菊澤研宗〝日本における組織の不条理は、決して無知や非合理な考え方のために起きてい

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          『二の前』小説

          『二の前』(にのまえ)小説  就業三十分前には到着した伊東(いとう)だったが、案内されたフロアに誰もいなかった。  廊下を抜ける。 「おおっとっと!」  両手に珈琲(コーヒー)カップを持った青年とぶつかりそうになった。 「ああごめんなさい。大丈夫ですか?」 「いや。床にこぼしただけ。……見かけない顔ですね?」  首から吊るした名札に〈971宮内(KUNAI)〉とあった。 「すみません宮内(くない)さん、派遣の伊東なのですが、私の配属先をご存知ありませんか?」

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          「退屈な国」という話

          「退屈な国」という話 #思考実験 日本がバランスを取ると、世界は均衡しないのではないか? ドル・ユーロ・円の三竦(さんすく)みなら、円が必ず負けてしまうような緩衝材であるほうが日本は安全です。 ***** 今年、広島はイスラエルを招待して、パレスチナを招待しませんでした。長崎はパレスチナを招待して、イスラエルを招待しませんでした。 広島/長崎のバランスは日本人としては、ふつうですが、先進国からすると異常です。 長崎でイスラエルが招待されないので、英国が出席を見送り

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          「体制」という話

          「体制」という話 結果からでしか判断できない事象は多いです。 次の中華人民共和国の体制がどうなるか、予測してみましょう。 個人の政治体制は必ず終焉があるものとします。 ※政治的人生の終わりなのか、生物学上の死なのかは区別しないものとする。 さて、おっと誰かしら、こんな時間に。#joke ***** さて、一党独裁ならぬ一人独裁の次として、一番端的なのは恐怖政治でしょう。 ただし、この恐怖政治には「各国の市民革命のような後に」という注釈が付きます。 「市民革命」

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          「伊藤博文暗殺」という話

          「伊藤博文暗殺」という話 悲劇なのは、伊藤博文も安重根も平和を望んでいたということです。 安重根は未完の著書『東洋平和論』において、韓中日三国による平和を述べています。 #一日不讀書口中生荊棘 * namu.wiki の安重根の項目を読んだのですけれど、日本国も大韓民国も思想が違うということです。 とはいえ、昨今の国際状況の危機的状況であれば、求同存異でしょう。大同小異ではなく。 〈伊藤博文暗殺について日韓の見解の相違〉 日本としては、韓国統監府が設置され、併合に

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          解説『CASSHERN』「お前は戦争がどんなものか知らない」

          解説『CASSHERN』「お前は戦争がどんなものか知らない」 #CASSHERN 最初に一言。 実写映画『CASSHERN』と原作アニメ『新造人間キャシャーン』は別物です。 けっこう好き嫌いがある映画です。 私は好きかな。 まあ、とにかく絵がきれい。美しい。音楽もイイです。 ストーリーは訳が分からないです。 (まあアレだけ設定組んだら視聴者は置行堀(おいてけぼり)になりますよ。) 簡単に説明すると、主題歌の宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」の歌詞がそのままストー

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          「マイナンバーカード導入」という話_24601

          「マイナンバーカード導入」という話_24601 個人番号カード(マイナンバーカード)をスマートフォンに追加させるのを否定する意見もあるようです。 私などは「便利」だと思うし、カードを紛失しないので「安全」だと考えます。 (まあ行政をどれだけ信用するかによりますが……。) マイナ保険証に使えるのはとても便利で、いちいち病院で保険証を出すこともありません。 紙の保険証は不具合も多く、実際ザルで不正使用が多く考えられます。 * 一番の問題は、多くの人にとってカードという

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          【目次】「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話(16+36+号外2)

          【目次】「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話(16+36+号外2) ↓こちらがオススメです♩ 4.「沈黙」という話(4)_17808【ザ・ミッション】 *****  興味を持たれたなら、きちんとした本を読んで勉強してくださいね。 【参考文献その他】「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話    * 1.「沈黙」という話(1)_17815  【イエズス会の成り立ち】  【それまでの状況】 2.「沈黙」という話(2)_17815  【武国日本】  【宗教

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          【参考文献その他】「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話

          【参考文献その他】「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話  興味を持たれたなら、きちんとした本を読んで勉強してくださいね。 【参考文献その他】※重複あり 1.「沈黙」という話(1)_17815  ○『沈黙【連載】田中泰延のエンタメ新党』   http://www.machikado-creative.jp/planning/47972/  ○遠藤周作『沈黙』(新潮社、1981年)  ○『旧約聖書』  ○『新約聖書』 2.「沈黙」という話(2)_17815  ○福沢

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