「アートの経済」は社会の価値への「楽しいリベンジ」である/一日一微発見030
アーティストや、アートの仕事を行う者たちは、皆、経済的な「負け犬」なのだろうか?
しかし、何が描かれているのかわからないアブストラクトや一色だけの色面の「絵画」は、ある時は全く価値をつけられないときもあれば、クーニングやポロックのようにオークションで300億円にもなったりする。
しかし、もちろん誰もが経済的に勝ち組となれるわけではない。
アートについて、正直に話すときが来た。
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編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。
アートや編集のこと、思考、アイデア、日々起きていることなどをその都度書いていきます。
ここでの文章はハウトゥにはならないと思いますが、知性や感性を刺激したい人に読んでもらったらいいかなと思います。
僕は、人は、大きな出会いがやってきて変わるというより、微妙なものに気がついてだんだん変わることのほうが「可能性」が高いと思う。「微発見」。
それには、訓練が必要で、この「一日一微発見」も、僕の訓練法のひとつです。
アート思考・後藤繁雄の一日一微発見
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「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15…
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