大竹伸朗へのオマージュポップと不条理、その「なつかしさ」/一日一微発見352
先日、探し物があって倉庫をひっくり返していたら、お目当てのものは見つからず、見慣れない白いファイルがでてきた。昔のアシスタントが、僕が雑誌に書いた原稿をコピーし整理していたものだった。
連載はともかく、単発の原稿でありがちなのだが、書いた時は集中していても、書いたとたんに「他者のモノ」になって、全く忘れてしまうのだ。もはや記憶になく、「紛失」である。
このファイルには、なぜか、そんな原稿ばかりが収納されていた。見返していると、2006年に東京都現代美術館で開催された「大竹