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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
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2022年8月の記事一覧

国際芸術祭あいち2022近藤亜樹さんが与えてくれる恩寵/一日一微発見330

「善いもの」はどこにあるのだろう。僕は個人的には庭をやりだしているので、自然という「人で…

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ヴェネツィアビエンナーレの予習をすることの大切さ/一日一微発見329

90年代の終わりからずっとヴェネツィア・ビエンナーレは皆勤賞で行っているが、行き出した20年…

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大森克己の『山の音』は、当然ながら、写真家必読です!!/一日一微発見328

当たり前だが、写真は撮らないと存在しない。しかし、撮ったからといって写っているとは限らな…

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今日は、京都と美術についての本音を語ろう/一日一微発見327

今は誕生日で京都にいる。毎年、送り火(大文字)を見ることを恒例にするようになってなんと50年…

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サントリー美術館「歌枕」展で「武蔵野図屏風」・秘密の歓び/一日一微発見326

僕の頭の中に、ずっと巣食っているヤツがいる。それはどんなに忙しくて仕事をし続けていても消…

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オノ・ヨーコの『どんぐり』を読みながらコンセプチュアル・アートについて再考する/…

先日、京都芸術大学の通信大学院GOTOラボのスクーリングをしている時に「思わぬこと」があった…

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ジャン・プルーヴェ展に行って「仮の家」をさらに考える/一日一微発見324

政治や戦争のゴタゴタを見ていると、人間が歩んできた歴史を「やり直す」ということは本当に困難なことだなと思う。 もちろんどの時代にも(今の時代にも!)「理想」や「希望」は生産され語られるのだが、その通りに話が進むことなどない。1回目は「悲劇」2回目は「喜劇」と言うけれど、なんとか「改善」されていかないものか。 人間はいつから「賢くならない」サイクルに入ってしまったのだろうか? 僕は建築は門外漢だけれど、建築ほど人間が生きることにとって根本的なものはないと思う。だから、建築と

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