マガジンのカバー画像

アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
¥1,000 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2021年11月の記事一覧

最も注目すべき『MIND/MIRROR』ジャスパー・ジョーンズ展について/一日一微発見237

日本ではコロナは下火になっているように見えるが、世界ではぶり返している。あいかわらず先行…

150

『植物の生の哲学』を読んで考えたこと/一日一微発見263

確実に僕らの世界は、AIとの「共存」へと進んでいく。もうそれは不可逆だ。 つくづくそう思う…

150

最近買ったマリアン・グッドマンのカタログについて『MULTIPLES INC.』/一日一微発見2…

このあいだ東京都美術館で開催されたTOKYO ART BOOK FAIR(TABF)に僕はG/P+abpで出店した。…

150

三ケ日で家づくりが始まる・モルモットSN/一日一微発見261

縁あって浜名湖の奥に小屋を建てることになった。今日から建築が始まるのである。「建てる」と…

150

建仁寺両足院での放電(杉本博司)/一日一微発見260

もうずいぶん前の事だが、知り合いというほど親しい人ではなかったが、仕事を一緒にしたことが…

150

銀座のことはみんな仲條さんに教わった/一日一微発見259

「仲條さんは親分だったな」と僕がつぶやいたら、林修三が「いや、親方だよ」と言った。名言で…

150

アートを生む京都という場所について/一日一微発見258

コロナが引き金になっているのか、京都に転居してきた友人が何人もいるのを見ていると、奇妙な気持ちにもなる。引っ越してきてどんな気持ちでいるのだろうか、と。 たしかに古都である京都への抑えがたい憧憬はわかるがしかし、住めは都というけれど、住めば住むほど、その複雑にひしゃげた時空に諦めもし、その諦観のはてにマゾヒステックになりもするだろう。 まあ、それを楽しむのが京都なのだが。 そうここは、初めは息盛んな健康児でも、萎えさせる宿命の街でもある。 先輩ヅラしたいわけではない。

¥150