台湾灯台紀行 -vol.01 富貴角灯台-
部屋と灯台と私
日本で働いていたとき、
同じ部署の後輩と灯台トークで盛り上がったことがきっかけで、
「灯台旅」という マニアックな趣味 を持つようになってしまった。
一度好きになったものは
とことん気になるタチゆえに、
台湾に来てからも、
灯台が気になってしょうがない。
日本では「のぼれる灯台」っていうジャンルがあったし
私はそのスタンプラリーに参戦してたけど、
果たして台湾では、そういうジャンルは存在するのか。
日本では「のぼれる灯台」は16基だったけど、
台湾でそういうジャンルがあるとしたら、
一体何基ぐらいあるのだろう。
そんなことを調べていたら、
1本の記事に行き着いた。
台湾灯台旅行。開放灯台。
つまり、観光地として開放されている灯台が
台湾には12基あるらしい。
え、これじゃん。
間違いなくこれじゃん。
「のぼれ」ないかもしれないけど、
コンセプトは「のぼれる灯台」と全く以って同じだよ!
しかも12基なら、
台湾にいる間の全基制覇も夢ではない。
我が人生において
台湾でなすべきことが定まった瞬間であった。
そして灯台へ
「灯台」とは何か。
それは「陸地の果つるところ」である。
つまりは、 サイハテ である。
ゆえに、交通手段も心許ないものが多い。
灯台への初アタックで
大変な思いをして
いきなり心をへし折られたくない。
へし折られるわけにはいかない。
だって、回らないといけない灯台、12基もあるんだよ??
そんなわけで、灯台初訪問は、
我が家から比較的行きやすそうな
「富貴角灯台」(新北市) にしました。
MRTの終点淡水からバスで約1時間。
片道2時間弱の旅です。
バス停から徒歩10分程度で灯台の入り口に到着。
否応なしに期待値が上がる。
波のせせらぎと鳥のさえずりを聴きながら
絶景の中を進みます。
そして入り口から更に歩くこと15分ほど。
最北端ですよ、最北端。
台湾の!最北端!
ツートンカラーの灯台は珍しい。
このカラーリングなのは、
この一帯では 霧の発生率が高い から。
濃霧の中でも灯台の存在がわかるよう
一部が黒く塗られているのだそうです。
灯台に歴史ありですねえ。
ちなみに、
灯台=海から近い=漁港が近い ということ。
この灯台の近くには
こんなポップなレストランがありました。
イカチャーハン です。
イカの自己主張の強さよ。
見た目のインパクトの強さよ。
そしてめちゃくちゃ美味しかった。
天気に恵まれ、
しんどい思いに苛まれることもなく
初の灯台めぐりは大成功。
よし、次は南を目指すぞ。
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