見出し画像

15日後に新刊を出す植本一子(2024/11/16)

日記を書き始めると、日々過ごしている中で、今日はこのことを書こうかな、とか、その時考えたことを実際にスマホにメモを取ったりするのだけど、今日はそんなことを考えたりする暇もなく1日が過ぎ去った。

午前から2件撮影。13時に終わり、その足で豪徳寺のハッカニブンノイチさんへ。DMでお願いしておいたお祝いの花をピックアップ。おまかせしますと言いつつ、白と緑でシックな感じで、と超具体的なオーダーをしている自分。つまり自分好みのものを渡したいのだ。とっても素敵に作ってくださり嬉しい。ハッカニブンノイチから梅ヶ丘のパン屋hnnはほぼ一直線で行ける。店先には立派な胡蝶蘭が置いてあり、まさに1周年らしい光景。よっちゃんまきちゃんにさっきのお花を渡す。hnnは明日で1周年。いつも日曜は定休日だけれど、明日は営業するらしい。私は行けそうにないので、今日急遽お祝いすることにしたのだ。土曜にしては珍しく、お客さんも並んでいない。しばし店の前で2人とおしゃべり。いっちゃんはこのあとどこか行くの?と聞かれ、上北沢に展示を見に行くから、タチアナに寄ろうかなと思ってるよ、と言うと、一緒に行こうかな、とよっちゃん。では、と1時間後に待ち合わせて一旦家に戻る。

何かお昼を食べなきゃな、と通りかかった美登利寿司のテイクアウト店で500円の「のり弁当」を買ってみる。これがめちゃくちゃ充実していて抜かりない美味しさだった。メインのシャケが美味しいのはもちろん、ひとつひとつのおかずが全部良い。大きな肉団子、春巻き、唐揚げ、かまぼこ、卵焼き、蒸し海老、ブロッコリーとエビのサラダに、きゅうりの浅漬け。海苔の下にはもちろん醤油のかかったおかか。他にも何種類か弁当があったのでまた買いたい。

上北沢のタチアナ焙煎所でよっちゃんとお茶。タチアナに来るのも久しぶり。カウンターだけのコーヒー屋さんで、今日は混んでるだろうと思ったけれど、ちょうど空いた時間だったらしく、店主のテルさんと3人でおしゃべり。よっちゃんも来るのは久しぶりだと言う。私も前に来た時は黒糖アイスコーヒーを飲んでいたから、まだ暑い頃だ。

よっちゃんが私に感化されて日記を書き始めたとnoteのリンクを送ってくれて、「書いてる人が側にいると、自分の炉に薪をくべられるようで、書きたい気持ちが燃え上がって来る」とあり、いいなあと思った。そういえば今日来てくれたお客さんから、一子さんの文章はECDさんのものと似ていて乾いている、と言われて嬉しかった。自分の文体のことはよくわからないけれど、石田さんの本を読んで感銘を受けたのは確かで、そこから全てが始まったと言っても過言ではない気がする。似ていてもおかしくないだろう。

17時前によっちゃんと解散し、私はオープンレターへ。ご自宅を改装されて年に数回こうしてオープンするギャラリー、オープンレター。見てみたかったキルト作家さんの個展で、色合わせと形がどれも最高。ここには初めて来たけれど、日常が地続きにある感じが良かった。まさに家にお邪魔しているようで、お子さんたちがのびのびとエネルギーを振り撒いている。本棚の中にはいろんな種類の美術書があり、その中に『かなわない』を見つける。隣の隣には金川晋吾の『いなくなっていない父』も。今月末のTABFにギャラリーとして出店されるようで、絶賛新作を製作中とのこと。明日やっと原稿が揃うとか。ここにもギリギリの人が!どうにか間に合いますように。

この記事が参加している募集

いただいたサポートは我が家の血となり肉となり、生活費となります。