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#20【ダイバーシティ】違和感を飲み込んで暮らすことを当たり前にしない
私、実はVoicyのヘビーユーザーでございます。
毎日2倍速で1-2時間くらい聴いてるかも。
家事の時間や保育園の送り迎えのお供です。
(最近アウトプット時間捻出のために聴ききれなくなってきてますが…)
1/20(金)の「東南アジアから未来が見えるラジオ」のもきょうさんこと、野本響子さんの番組で、のもきょうさんが近藤弥生子さんと対談をされていました。
「#261 海外から見た日本の報道など 近藤弥生子さんと生放送」
のもきょうさんはマレーシア、近藤さんは台湾在住で、現地からの目線でお話しされていて、世界の広さを耳から知れるとても良いコンテンツです。
今回の対談でもマレーシアと台湾の多様性について触れておりました。
その中でも、近藤弥生子さんのこちらのコメントに深く共感しました。
「主流から外れる経験(マイノリティである経験、特性を持っている状態)をしている人は世の中にたくさんいるけど、違和感を飲み込んで暮らすのが当たり前になっている。
飲み込んで暮らさなくてもいいのが、本当の多様性。
自分のマイノリティ経験・特性を気負わず開示できて、周りも、あ、そうだったねー、と自然に受け入れるのが本当は生きやすい、と思います。」
素晴らしいコメントだなぁ、さすが普段から深くダイバーシティについて考え発信している方だなぁと、とても感動しました。
ここから思い出したのは、社内のワーママの方のマインド。(私も含めて…)
(文化の多様性という話から比べるとものすごーく狭い話になってしまうんですが…)
今や子供のいる家庭はマイノリティです。
未成年の子供を養育している家庭は全体の3分の1ほどです。
なので、育児と両立しているワーママは超マイノリティ。さらに時短勤務をしていたり、療育が必要だったり、受験期だったり、と細分化されるとどんどんマイノリティ度が増していきます。
そういう方達は、100%全力で働けないことや残業できないこと、自分だけが周りに迷惑をかけながら仕事してる(そんなわけないのに!)と思ってしまっていることで、肩身の狭い思いをしています。
そうなると、自分のキャリアの希望や、インクルージョンじゃない制度、仕組みなどに気づいたとしても、その意見や違和感を飲み込んで、ないことにしてしまってるようにみえます。こんな立場でこれ以上わがままは言えないとか、面倒なことに首を突っ込む余裕がないとか、思ってしまうのでしょう。
言い出しっぺが損をする。自己責任論。こんな考え方がさも当然のように捉えられている中では、黙って気づかぬふりしてやり過ごすしかないのが現状なのだと思います。
違和感を飲み込む、自分のやりたいを飲み込むことが常態化すると、自分のなかでそれが当たり前になっていきます。ワーママだから、時短だから、しょうがない、っていうマインドになっていってしまう。そうすると、自分の気持ちや想いが見えなくなってしまう。
とても能力があり、ステキなひとなのに、自分の良さを生かしきれずに環境の制約に耐えるだけの女性達をみるにつけ、なんとかしたいと思ってしまいます。彼女たちの助けになるために、何ができるだろう、どうしたらマインドを解放する手助けができるだろう、と考えてしまいます。私よりずっと素晴らしい人がたくさんいるのに、どうしてこの人たちが能力を発揮できない状態になってしまっているんだろう。そのことが悔しいんです。
だから、ダイバーシティ&インクルージョンという考え方がもっと広まってほしい。ジェンダーバイアスを払拭したい。
そう思うから、社内でダイバーシティ推進活動をし続けているんだと思います。
今年は、その想いをもっと外へ広げたい。
私に何ができるかは分からないけれど、想いを形にする一歩を踏み出したい。
そんなことまで、着想から連想が広がり、自分の思いを再確認できたのでした。
心に引っかかる発信には、なんらかの意味が隠れているんだな。そんなことに気づけたステキな対談でした。
かなり内容からかけ離れた文章となってしまいましたが、他にも海外移住、教育移住、現地の暮らしやグローバル視点での観察など、いろんなお話されてるのでオススメです。
お二人の他の放送もオススメです。
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