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雑念が消え、心が無になれる5つの方法

生き急いでいるのか?
考え過ぎる性格だからか?
ふだん生活していて、四六時中、何かを考えている自分がいます。

それは、脈絡のない物事であることが多々。なんの前触れもなく大学時代に出会った友人のことを思い出したり、将来どこに住み何をしていたいか空想し始めたり、わけもなく「将来お金の心配なく生きていけるのかな・・?」と不安になったり。

あれこれ考えるあまり、目の前で起きている物事から意識が逸れるのはしょっちゅう。そばで誰かと誰かが会話しているときでさえ、べつのことを考えていて、話の内容がまったく頭に入っていないことも。

最近、こうした「つねに脳内工場が稼働している状態」ゆえに、自分は心に余裕がないのだろうかと疑問をもちました。

滝のように流れ出てくる非生産的な思考。これを完全に止めるのは、難しいかもしれない。ただ、ほんの数分だけでも止めることはできないかと意識し始めました。

過去の後悔。
未来の不安。
無差別な雑念。

それらから解き放たれ「無」の状態になりたい。心に余白を生み、平穏を味わいたい。そんなときに役立つ5つの行動を書いてみたいと思います。


① 散歩

運動不足解消のため、ほぼ毎日散歩するようにしてますが、散歩は雑念を消してくれる有効な手段だと感じます。

歩いているとき、いろんな情報が視界に入ってきます。無数の建物や通行人、散歩中の犬や山景色。もちろん視覚情報以外のものも。カラスの鳴き声や風に吹かれる木々のささやき、雨上がりのアスファルトが放つ蒸気の香り、森の土を踏みしめる触感。

聴覚、嗅覚、触覚などすべてが感じられるのが散歩の醍醐味。歩く途上で知覚する、あらゆる事象を心で感じる。そのとき、雑念が入り込む余地が薄れて開放的な気分になるのが感じられます。


② 温泉

かつて都心の猛烈会社員だったとき、仕事に追われる不安で休日も思い出しては休まらない、なんてことがよくありました。スーパーで買い出ししているときも「いまやってるあのプロジェクト失敗しないかな・・」とよぎり、モヤモヤ。

そんな心配性も、温泉に首まで浸かっているときは完全に頭から消え去るのが感じられました。極上の幸福感のなか、文字どおり「無の境地」でいられます。とくに、涼しい夜の露天風呂の気持ちよさは格別。明日のことは何も考えず、ただ「今」という時間を楽しむことができます。


③ 筋トレ

といっても、ジムに通ってやる本格的なものじゃなくてもいいと思います。たまに自宅で思い立ったときに腕立て伏せをしますが、筋肉に苦痛を感じているとき、これまた要らぬ将来の不安・脈絡のない雑念が吹き飛んでいることに気づくことがよくあります。

どのようなメカニズムかは、素人なのでわからないですが。肌感覚でいえば、それまで眠らせていた体の特定の部位の筋肉に負荷をかけることで、その覚醒感を感知した脳が一時的に興奮状態になるからこそ不安がつけ入る余地がなくなるのではないか、と勝手に推測しています。

自宅の部屋で、軽く腕立て伏せ10回とか、腹筋10回とか。それだけでも効果があると感じます。


④ カフェ

カフェこそ「余計な思考にとらわれず、今という時間をゆったり楽しめる行為」だと思います。ちなみにスタバのようなにぎやかな場所より、個人経営の静かな喫茶店などが個人的にはおすすめです。

トラジャコーヒーの香り、バスクチーズケーキの滑らかな舌触り。あぁ至極の時間。カウンターで丁寧に煎れているマスターと、他愛ない会話を楽しむのもいいかと。

誰に急かされるでもない自由のひととき。ほかのすべてを忘れ、ただ「幸せ」だけを感じられると思います。
(やばい札幌のカルメル堂にまた行きたくなってきた、、笑)


⑤ 瞑想

いま読んでいる『頭をからっぽにするレッスン』という本が興味深いです。僕のように普段つねに何かをあれこれ考え、生き急いでいることがある人に瞑想することを勧める本書。

といっても座禅を組んでやるガチなものである必要はなく、まずはその場で座ったまま目をつぶり、ほんの1・2分その状態のままでいるだけで大丈夫なんだとか。その間も思考がふと浮かんでくることもあるでしょう。それでもいいので、まずはやってみることを推奨されています。

振り返ればこれまでの人生、時間をムダにしたくなくて「つねに何かに取り組もう」「何かを考えよう」と必死に生きていた気がします。まるで何もしない時間なんて考えられないとでもいうふうに。

でも。
座って目をつぶり、「今」という時間だけに意識を集中させると、自分の一日のなかに小さな余白が生まれる実感がし、不思議と穏やかな気持ちになるのを感じました。何もしない時間は案外、心に余裕をもち自分を見つめ直すうえで必要なものである気がします。


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いちきた
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