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貯金が趣味の人の特徴を3つあげてみた

世の中には、貯金が趣味の人がいる。ムダ遣いせず、コツコツ貯めるのを人一倍楽しめる人。

「貯金が趣味だなんてつまらない人生じゃない?」

↑こういった意見もあるかもしれない。

ただ、必ずしもそうとはかぎらない。むしろ貯金を趣味レベルでやっている人のなかには、特有の性質や経験をもっているようにも見える。

かくいう自分も、趣味といえるほど貯金が好きだ。その実体験をもとに、貯金を趣味にしている人の特徴を3つ挙げてみたい。


貯金が趣味の人の特徴を3つあげてみた

1. 数値化に快感を見出す

数字のすばらしいところは、「明確」であること。

僕のように完璧主義な人にはとくに多いように感じるが、うすぼんやりした情報を明確な数値で表すことは、「散らかった部屋をきれいに掃除して整理整頓する感覚」に似ている。かなり気持ちがいい (←変態、、?(^^;))

そうやって整理した数字を、貯金額としてスプレッドシートに毎月記録。月日がたつごとに、確実に数字が大きくなっていく。その様子をみるたび「よしっ!」となる。

もちろん、前月と比べていくら資産が増えたのかも、関数で数値化する。

「今月は76,548円貯金できた」と、クッキリした数字が毎月積み上がっていく喜び。経済的に豊かになっていくのを実感でき、嬉しくなり、貯金が楽しいと感じるようになる。


2. 内なる競争心がある

「人と比べないことが大事」という考えには、基本的に同意する。

  • 自分よりあの人のほうが、高い給料を稼いでいる

  • 自分よりあの人のほうが、社会的に成功している

そうやって他人と比べてもしょうがない。成功・幸せの定義は人それぞれだからこそ、他人と比べず自分のペースでコツコツ進んでいけばいい。

ただ、貯金を楽しむなら、他人と比べることはときに大事じゃないかとも思う。

  • あの人より自分のほうが、貯金できている

  • あの人より自分のほうが、ムダ遣いをおさえられている

そうやって他人よりリードしている実感をもつと、貯金をもっとやってやるぞという気になれる。

もし同僚がコンビニで買ったペットボトルのジュースを職場に持ってきていて、いっぽう自分は自宅の水道水を水筒にいれて持参しているなら、それはある意味で競争に勝っていると言える。

その「小さな勝ち」を積み上げる。そうすれば、着実に周囲に差をつけることができる。貯金しててよかったと感じられる。


3. 貯める決意をした強烈な動機がある

20代前半のころ、お金がないせいでみじめな思いをしたことがある。

とある失敗をして無一文同然だったが、そのとき一緒にいた知人が唐揚げ定食を奢ってくれた。差し向かいで食べているとき、自分の無力さ・情けなさで涙がボロリ。知人は無言でティッシュを差し出してくれた。

当時のような悔しさを、もう二度と味わいたくない。だから就職してから今まで、「ぜったいムダ遣いしない」という執着にも似た思いがいつもある。

お金を貯めればそのぶん、みじめな思いをするリスクから1歩、また1歩と離れることができる。それはアリジゴクの坂を1歩、また1歩と登り、「地上」という安全地帯へと進むアリのような心境。

だから個人的には、1円さえも無駄にしない。

たとえ1円だろうと、大切なお金。お金はみじめさから身を守ってくれる防御壁であり、豊かさに向かうための切符なのだ。


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いちきた
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