貯金×ミニマリスト=心強い生存戦略
貯金するために、ずっと続けていることがある。それは「モノを少なくし、最低限のもので満足して暮らす」ということ。
かれこれ10年以上、ミニマリストとして暮らしている。持ち物はなるべく少なく、よけいなものを買わないのを徹底。
一人暮らしというのもあり、部屋のなかはパソコン作業に使うテーブルとチェアのみ。カーペットやベッド、ソファ、食事用のテーブルとかはない。
本が好きで、たまに紙の本も買う。ただ、かさばらないよう、なるべく電子書籍で買うようにしている。
本当に必要なモノだけを持ち、それ以外のモノは処分し、買わない。
それを徹底していると、よけいな物事にお金を使わないのが当たり前になっていく。
スーパーで買い物しているときも、お菓子やジュースなど、生活に必要ないものは買い物かごに入れない。「ああこれ要らないな」と瞬時に判断して素通り。
もちろんお酒やタバコ・ギャンブルもやらないし、服も最低限あればいい。ましてや高級なブランド品や車には、まったく興味ない。
不要なものを見極め、徹底的に排除する。
その習慣のおかげで、たとえ年収がそんなに高くなくても、貯金しやすくなる。
僕はむかし、手取り15万円で一人暮らししてたことがある。でもミニマリストだったおかげで生活費は安く、貯蓄率が50%を超える月もよくあった。
これは我慢やストイックさとは違う。物欲が減り、自分に価値をもたらさないものを切り捨てられるようになるだけ。
「最低限のモノで生活する」
その心地よさを感じられるようになると、必然的にお金も貯まりやすくなる。
繊細で不安を感じやすい人ほど、生活の安心のために貯金をがんばっていると思う。ミニマリストになれば貯金をもっと快適に、もっと自然なこととして続けられる。
これこそが、生きづらい世の中を経済的に安心して生き抜くための、心強い生存戦略じゃないだろうか。