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頭皮で悩む方に届けたい vol.1 「フケの発生メカニズム」

冬は1年の中で頭皮トラブルが1番起きやすい季節。

冬の季節は「頭皮のフケ」でお悩みの方が急増します。
今回はそんなフケでお悩みの方にメカニズムと改善方法をご紹介します💁🏻‍♀️

ぜひご参考くださいませ。


フケとは?

フケのメカニズム

フケは、皮膚の表皮細胞のターンオーバーによって排出される角辺に皮脂や汗、ほこりが混じって見えるくらいの塊になったもので、通常の皮膚状態で生じる垢と同じものです。

皮膚のターンオーバー

フケが起きる要因

フケが起きる要因としては

  1. 頭皮の乾燥
    頭皮の水分量が低下することで、角質が見えるくらいの塊になり、白い粉が浮き出るように剥がれます。(乾性フケ)

  2. 頭皮の炎症
    アトピー性皮膚炎やかぶれなどの炎症によって皮膚のターンオーバーが乱れ、角質がもっと大きな白い塊や膜のようになって剥がれます。(乾性フケ)

  3. 皮脂の過剰分泌
    皮脂の分泌量が多い20代前後の方に多く、脂漏性皮膚炎も発症している場合が多いです。角質が大きくベタつきを感じるフケが生じます。 (湿性フケ)

といった原因が挙げられます。

フケが増える原因

フケが増える原因とされるのは

  • 頭皮の皮脂が皮膚常在菌によって分解された皮脂分解物。またその皮脂分解物が酸化した過酸化脂質による頭皮への刺激

  • 強い洗浄力のある界面活性剤やアルカリ石鹸などによって頭皮に必要な皮脂まで奪われることによる乾燥、炎症。

などがあり、
この過酸化脂質からの刺激や、頭皮の乾燥によって、外的刺激から体を守る皮膚のバリア機能が低下し、頭皮のターンオーバ異常(まだ新しい角質細胞が作られていないのに、表層の古い角質細胞が剥がれ落ち、不完全なまま成長が繰り返される異常)が引き起こされることが、フケが増える原因といえます。

頭皮トラブルと関係が深い“皮膚常在菌”

様々なことに関与する皮膚常在菌

先ほどのフケが増える原因でも触れた頭皮の常在菌。
頭皮に限らず、顔や体の皮膚上には常在菌が存在していて、これらは皮膚常在菌と呼ばれて私たちの体の健康を保っています。


皮膚常在菌の役割

頭皮における常在菌

頭皮における代表的な菌はアクネ菌表皮ブドウ球菌マラセチア真菌などがあります。
これらの菌が作る酵素の作用で、皮脂のトリグリセリドを脂肪酸とグリセリンに分解することにより、皮膚を弱酸性に保ち黄色ブドウ球菌などの病原性菌が増えるのを抑え、頭皮の菌叢を保ちます。

一方で常在菌が分解した脂肪酸には、

  • 皮膚に刺激を与えて炎症を引き起こす

  • バリア機能やターンオーバーに悪影響を及ぼす

  • 頭皮のニオイ(頭皮臭)の原因になる

といった物質も含まれます。

近年の研究では、健康的な頭皮の細菌叢ではプロピオニバクテリウム科(アクネ菌)の比率が高く、フケ症の細菌叢では、スタフィロコッカス科(ブドウ球菌系)の比率が高いことがわかってきました。

アクネ菌系

アクネ菌=ニキビという認識は広く浸透し、アクネ菌は無くさないとと感じる方も多いかと思いますが、アクネ菌は美容の味方でもあります。
アクネ菌の仲間の細菌は、頭皮や髪を健やかに保つために必要な栄養素を生体へ供給する重要な役割を果たしている可能性が高いことが、最近の研究で分かってきました。
毛穴の過剰な皮脂づまりや異常繁殖には気をつけ、アクネ菌をいい意味で育てていきましょう。

ブドウ球菌系

表皮ブドウ球菌の代謝物が皮膚バリア機能の維持に重要な役割を果たしている一方で、ブドウ球菌の一種は、ストレス状況下に晒された時にヒスタミンを産出することが知られており、頭皮の痒みや炎症に関与する可能性があります。

マラセチア真菌

今までの研究ではマラセチア真菌による皮脂の分解で発生する物質が、フケなどの頭皮トラブルの原因とされており、フケ症の改善に抗真菌剤が使用され改善されることが知られています。
一方で抗真菌剤で完治しない例もあり、近年になって先にご紹介したアクネ菌系やブドウ球菌系の研究が進められて少しずつ原因が明らかになってきました。


フケを改善するためのケア方法

フケの改善、緩和には、長く続いている場合やひどくなっている場合は皮膚科での受診をおすすめしています。しかし通院だけではなくお家でできるケアや日々の生活習慣の改善もすることも大切です。
ここではフケを改善するケア方法をご紹介します。

ichikiで販売中 BOTANIENCEヘアケアシリーズ

頭皮状態や季節に合わせたシャンプー選びを

人それぞれ乾燥肌、脂性肌などの肌質は変わります。また、季節によっても冬は乾燥しやすい、夏は汗と皮脂が出やすいなどと頭皮環境は変わってきます。
フケでお悩みの方は、シャンプーがご自分の頭皮に合っていない場合があります。サロンで販売されているシャンプーの多くはアミノ酸系シャンプーという肌刺激性が少なく、頭皮や髪の補修も同時に行える製品となっていますので、乾燥肌や敏感肌の方はアミノ酸系シャンプーをおすすめします。

また、脂性肌の方ではアミノ酸系シャンプーだと皮脂が残ってしまうという方もいます。そういった方は、アミノ酸系より洗浄力のある高級アルコール系シャンプーでしっかり落としつつ頭皮の美容液で保湿ケアをすることがおすすめです。

当店で販売しているBOTANIENCEシリーズは、程よい洗浄力、泡立ちを叶えたアミノ酸系シャンプーで、頭皮の保湿や補修を行うヒト幹細胞培養液、24種類の植物由来成分をふんだんに配合されています。
頭皮でお悩みの方はぜひ一度お試しくださいませ。

プラス1のスペシャルケアを

顔はクレンジングに洗顔、化粧水、美容液、乳液、クリームと幅広いアイテムを使用することが多いですが、頭皮はシャンプーとトリートメントだけという方はプラス1のスペシャルケアがおすすめです。

  • ヘッドスパでクレンジングと頭皮保湿を専門的に行う

  • 炭酸フォームなど洗浄アイテムにバリエーションを増やす

  • スカルプエッセンスやスカルプクリームで頭皮保湿をする

などケアの幅を広げてあげることも大切です。

ジオスタンダード バブルクレンズ

ジオスタンダード バブルクレンズは炭酸&窒素のマイクロフォームが毛穴の汚れや蓄積皮脂を除去し、皮膚常在菌の菌バランスを整えて、気になる頭皮のかゆみやニオイ、フケの原因を抑えます。
ジオは男性をメインターゲットとされていますが、女性でも気になる頭皮のお悩みの改善にバブルクレンズは役立ってくれます。

その他スカルプエッセンスや肌質に合わせたウェットヘッドスパの配合調整などをさせていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。


食生活の改善

人体において「食べているものの栄養から、体は全てできている」というのは鉄則です。
インスタント食品やパン、菓子類、お酒に偏りすぎている食生活では、体のあちこちで炎症、酸化がすすみ、頭皮トラブルは当然ながら起こります。
また、食事に気を使っていても食べる量が少なかったり、意外とタンパク質が足りない場合もあります。
頭皮トラブルが起きている時は、積極的に青魚類や牡蠣、海藻類など海のものを意識的に食べるようにすることがおすすめです。
また緑黄色野菜や果物、卵などもビタミンやミネラルが豊富なのでこういった食品も積極的に食べるようにしてみてください。

1日の中で数分でも運動をする時間を

冬は特に冷えから血流と体の代謝が悪くなる季節です。
汗もかかず老廃物もたまる。そういった環境では頭皮トラブルも引き起こされてしまいます。
デスクワーク中のストレッチや簡単な筋トレ、ウォーキング、通勤時の階段の上り下り、など日常生活の何気ない時間でも体を動かすようにしてみてください。
運動は自律神経を整えて、質の高い睡眠にも役立ちます。

睡眠負債を解消する

日々忙しく疲れが抜けないまま朝目覚める。
そういった日も珍しくないかと思いますが、睡眠が足りないのはやはり体にもメンタルにも様々な不具合が生じます。
夜に途中で目覚めたり寝付きが悪い原因は、体の冷えや運動不足も関係したりしています。
またスマホやパソコンの使用時間の長さは、現代では斬っても切り離せない問題です。スマホを置いて湯船に浸かりながらホットタオルで目を温めるなどブルーライトから身を守るようにしましょう。



最後に

いかがだったでしょうか?
今回は冬の頭皮トラブルでトップに上がってくる、フケのお悩みについてご紹介いたしました。
お悩みの方はぜひ今使っているアイテムやケア方法、生活習慣を見直していただきつつ、ヘッドスパで頭皮環境を整えてみてください。

フケや頭皮トラブルでお悩みの方はぜひお気軽にご相談くださいませ。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。



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