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情けは自分のためにある、これでいいのだ、の巻。
だれかとくらべて
わたしはだめだなーって
できないなーって
思うこと、たくさんたくさんたくさんたくさん、あった。
だめな自分に落ち込んで凹んで泣いて翌朝ものすごいブスになったことも、
たくさんたくさんたくさんたくさんたーーーーーーーーーくさん、あった。
成績だって悪かったしさー、
何をしても褒めてもらえることなんてなかったしさー、
「あー、あの子がお母さんのいない家の子ね」だったしさー、
いつだって浮いて遠巻きにされる存在だったしー
高校中退だし、シングルマザーだし、人とうまくやれないし、貯金だって取るに足らない額しかないし、家も買えないし、メンズエステなんていうアンダーグラウンドな商売メインで喰ってるし、すぐサボるから食うに困らんくらいしか稼げていないし、娘ちゃんも高校中退だし、息子くんはサボり癖ありまくりだし、心理カウンセラー名乗ってるけどカウンセリングの実績もまだないしー。
何ひとつ、ひとさまに誇れるものなんてないのだ。
こんな私が、なぜ自殺もしないでヤク中にもならないで生きていられるのか、偉そうに言うぜー。
ひととくらべてしまいそうな時は、ひとのすごさを称賛する。
ただひたすら素敵素敵すごいすごい恰好良い恰好良い言い続ける。
理由もつける。これができるなんてホンマあんためっちゃすげーな、って。
自分の劣等感なんてぶっ飛んじゃうくらいアツく相手を褒め讃えるんだ。
これを習慣にすると、楽しくなる。
相手が喜んでくれてほわほわしている嬉しさでエネルギーが湧いてくるのを感じられるようになる。
そのうち、くらべて落ち込んで消耗するエネルギーがもったいなく感じるようになる。
こどもを産んだこと。
本当は、こんな、ちゃんと教育もしつけも与えてあげられない人間の癖に身勝手にふたりも産んでしまって、子供達には申し訳ない気持ちでいっぱいなのだけれど。
彼らがいなければ私はもっと駄目な人間になっていたか、死んでいただろうなーと思う。
だからこどもたちには感謝しかないのである。
年をとったこと。
上にも書いたけど、ひととくらべて落ち込むと、消耗するエネルギーが半端ない。
ダメダメな自分を責めまくって泣き明かした夜、翌朝まぶたの腫れをリカバーすることができず、1日ブスな自分と過ごす羽目になった時のくら〜いおもた〜い気持ち、もう味わう気力体力がないのである。
だから、ひととくらべて落ち込んでいたりするわかい娘を見て「エネルギーがたくさんあるなぁ、いいなぁ、輝いているなぁ」などと無神経なことを言って嫌われたりするのだ。
ババアになることにも利点はたくさんあるのである。
ババアで締めるんもどうなの。やだー最近デートしてないから言うことまでババアになってきたわーって落ち込みそうになってたら、我が恋人TBSさんからお誘いのLINEが来たわ。草刈りで忙しいって言ってたのに。
わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい
ってスタンプいっぱい送ったら「うるさい」って返ってきたわ。やーねー照れちゃって。
褒めるというか、相手の価値を認めること。
これはまさに「情けは人の為ならず」なのである。
読んでくれてありがとう。
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