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八百屋のデリバイキング



毎日20種類くらい並びます。

八百屋がデリをつくる理由。

こんにちは。
一期家一笑の杉浦と申します。

愛知県豊橋市というところで、小さな八百屋を営んでいます。

豊橋市は農産物の一大産地でもあるので、収穫シーズンになると、毎日、農家さんから旬の野菜がお店に届きます。



地元の農家さんと。

八百屋なので、仕入れたお野菜を販売するのですが、加えて、それを加工したお総菜、デリカテッセンも販売しています。

理由はいくつかありまして、まずは、ぼくがコックをしていた経験がありまして、料理が好きで得意なこと。

そして、野菜の価格や品揃えでは、近隣のスーパーマーケットや産直さんなどに比べて優位性がないこと。

あと、野菜などをそのまま販売すると、利益率の低さで、お店の継続ができないと思われるためです。


デリのいいとこ。


旬野菜のマリネ。人気メニューです。

デリのいいとこは、お客様からすれば、まず手軽にご利用いただけること。

外食よりはリーズナブルで、一般的なスーパーやコンビニさんのお弁当などよりはお野菜がたくさん食べられると思います。

作り手側にとっては、手間はかかるものの、利益率はじぶんたちでコントロールできるということが挙げられます。

また、お肉や魚に比べて、野菜は実は鮮度管理や調理に手間がかかる部分もあったりします。

土の付いた野菜を洗って、食べられる部分と廃棄する部分をより分け、皮を剥き、食べやすいサイズにカットします。

それぞれの特徴を生かすように、焼く、蒸す、マリネ、揚げる、炒める、煮るなど、調理方法を考えていきます。

下ごしらえには八百屋の知識や経験が、調理には料理人としての技術が必要になってきます。

要は、いろいろめんどくさいのです。

めんどくさいということは、競合が出にくいということでもあります。

競合が出にくいと、価格競争になりにくいので、利益を確保しやすくなります。


蓮根と根菜の甘辛揚げ。うまいのよ。

そんなわけで、バイキングをはじめました。

旬のお野菜をより手軽に。

一期家一笑のお弁当には、だいたい10~15種類くらいのお野菜を入れさせていただいています。


わっぱ弁当。

お昼には、近所のOLさんもお昼ごはんを買いに来てくださるのですが、お弁当だと多すぎる、というご意見も頂戴しました。


お好きなものをお好きなだけ。

というわけで、毎日20種類くらいのデリをバイキングスタイルでお出ししています。

旬の野菜をたっぷりと、地元の食材や調味料と合わせて、シンプルに調理しさせていただいています。


地元の生きくらげをたっぷりと。

自家製パンや、おむすびとご一緒に。

お待ちしていまーっす。


野菜食べましょう!


サポートしてくださったら、めっちゃ嬉しいです。お店に遊びに来てくれたら、珈琲でもごちそうします!