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八百屋の食堂、はじめます。vol.1


帰り道。

夕暮れ時の田んぼが好きです。

夕焼けが綺麗だと、キックボードを降りて、すこし時間をかけて歩きながら帰ったりします。

そんな時、これからのじぶんの人生をどうしたいんだろう、なんてことを考えたりもします。

あっ。
カエル踏みそう。

というわけで、ぼくは八百屋の店主をしているんですね。




親父から引き継いだお店で、まあ、あれやこれやと好きなことをやらせてもらっています。

親父の代の時は、いわゆるスーパーマーケットでして、仕入れた商品を売って、たくさんのお客様でにぎわっていました。

時代の変化や環境の変化で、だんだんとお客様の足も遠のいていき、まあ、経営的にかなり厳しくなってきたときに、バトンタッチしました。

ぼくは、料理が好きで得意だったので、地元の野菜を使ったお弁当で勝負するんだ!と前のめりになりながら再出発しました。


良い時もあれば、そうでない時もあったりと、浮き沈みを沈み多めで繰り返しながらも、なんとかかんとか、9年ほど続けてくることができました。

ありがたいことに、最近は、八百屋さんがやってるお弁当のお店として認知していただき、予約やお問合せをいただき機会も増えてきました。



そんなこんなで、冒頭の帰り道に戻るのですが、ぼくは、新しいことに挑戦することが好きなんですね。

というか、新しいことを考えていないと、退屈で、何もかもイヤになってしまったりするという、なんともポンコツな幼稚な思考がいつまでたっても治せないのです。

というわけで、お店の中に新しく食堂をつくることにしました。



淹れたての珈琲が美味しいように、できたてのごはんって、最高においしいです。

ぼくらは、ふだん中食と呼ばれる、冷めてから提供することを基本としているんですね。

それはそれで、素晴らしい仕事だと自負していますし、これからももっと美味しいものをつくれるように研鑽していきます。

そして、それと同時に、できたての美味しさを提供できる食堂をつくっていきたいと思います。

まだ、なにも決まっていなくて、決まっているのは、お金がないことくらいです。


なんですけど。

これから、どんなお店ができるのか、ぼくたちもワクワクしています。

どーぞ、お楽しみに。




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ichigoyaichie
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