「学びを働くにつなげる」第306回例会 2020/06/24
コロナ禍で、社会システムが根本から大転換を迫られました。私たちひとりひとりも、これからの時代をどう生きていくべきか、生活のありかたの見直しが必須です。
2020年の初頭に「感動・体感」を年間テーマに掲げたイチエは、異業種交流会としての活動に、その“直撃”を受けました。いわゆる、密閉空間・密集場所・密接場面の「3蜜」は、この26年間、我々の交流会が最も求めてきたものだったからです。
過日放送されたNHKのBS1スペシャル「コロナ時代への提言~変容する人間・社会・倫理~」で、人類学者の山極寿一さんが語っていました。
身体とカラダを共鳴し合うことでコミュニケーションを獲得してきた私たちが、コロナによってそれを失い。残された手段は、言葉や音楽へとシフトしていくのだろう。とも話されていました。
私たちの交流会は、4月・5月をクラウドミーティング会議システム・Zoomを利用、リモート例会による継続を実行しました。
これもひとつのコミュニティの形成の変化でした。そして昨日は、リアルの例会とリモート例会を組み合わせた、継続306回目のチャレンジングな一夜が終わりました。
リアルの参加者は15名。リモートは、横浜からの正会員と、宮崎県都城市に転居された外科医の先生が5年振りに私たちの前に元気なお姿を見せてくださいました。
私たちの交流会は、例会の終盤に参加者の方々にスピーチをお願いするのが常です。今回はこのコロナ禍によって外出を自粛されていた方々が口々に「人恋しい数ヶ月だった」「みんなに会えて嬉しい!!」とお話しされるのが印象的でした。
更には、経営者の方々が多いことから、ダメージを率直に語られる方も多く、その余りの損失の大きさに驚く一方、これをチャンスとばかりに、1,500坪の無人島を買おうとしたお話しや、一時期値下がりした家屋を購入した話など、まさにこれぞ「the イチエ」と言わんばかりのスピーチが展開されました。
ところで、ビジネスで成功したり会社で出世したりする人たちを見ていると、そのひとたちには最初から能力やセンス、やる気があったり、幸運だから成功した“特別な人”なんだと思うかもしれません。
しかし、実のところ成功者たちの日常には、ある共通点があります。
それは例えば、ビジネス書を書き込みで真っ黒になるくらいまで読み込んでいる。新聞や雑誌を読むときも、赤ペン片手に記事に熱心に線を引っ張っている。メモやノートを片時も離さないなど。
な~んだと思うほど瑣末な行動かも知れませんが、共通して言えることは、それぞれが大変な勉強家であるということなのです。
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そう、学びながら実践するということがキモなのです。
よく勉強会やセミナーばかりをはしごして、そこで満足し“完結”してしまっている方がいます。しかし、実践してこその世界なのです。私は特にこの交流会を通じ、多くの起業家や経営者にお会いしてそう実感しています。
これから世の中がどう変わり、何が起こるのか?
昨夜のように楽しみながらも、注意深く、変化の真っ只中を生きる時代の当事者として、皆さんとともに学びながら、変革に果敢にチャレンジして行きたいと思う主宰者です。