【詩】1番星
風の向こうに
優しい目を持ち
触れない心に
暖かい手を置く
開く時間を
決められるのは
ルールがあるから
いつだって僕たちは
絶え間のない流水のように
この命を繋いでいる
ずっとずっと
今のこの瞬間も
自然と結ばれている
見上げた先に
毎年会える君がいる
会えない時も
君は生き続けている
いつも会えると思うのは
さすがに油断しているのだろうか
この言葉すら
消えてしまうかもしれないのに
この思いすら
散ってしまうかもしれないのに
どうかどうか
これから僕が見る景色が
いつでも君が笑う場所で
ありますように
どんな時も
たとえ一瞬でも
空に輝く色を
放つことができますように